巻き取りスピードが速いエクストラハイギアのベイトリール。そのメリットを活かせるリグに使用すれば、非常に心強い武器になります。
今回はそんなエクストラハイギアのベイトリールのおすすめをご紹介。向いている釣りや、逆にあまり向いていない釣りも解説していますので、エクストラハイギアリールの購入を検討している方はぜひ参考にご覧ください。
- エクストラハイギア ベイトリールの特徴
- エクストラハイギアリールが向いている釣りは?
- エクストラハイギアリールが向いていない釣りは?
- エクストラハイギアのベイトリールおすすめ
- シマノ 20メタニウム XG
- シマノ 21アンタレスDC XG
- シマノ 18アンタレスDCMD XG
- シマノ 22バンタム XG
- シマノ 21スコーピオンDC 150XG
- シマノ 21スコーピオンMD XG LH(ロングハンドル)
- シマノ 20 SLX DC 70XG
- シマノ 22 SLX DC XT 70XG
- ダイワ 21ジリオン SV TW XH
- ダイワ 20ジリオン10 10.0R-SV TW
- ダイワ 22スティーリミテッド SV TW 1000S XH
- ダイワ 23スティーズ A II TW 1000 XH
- ダイワ 20タトゥーラ SV TW 103XH
- ダイワ 21タトゥーラー TW 300XH
- アブガルシア ゼノンビースト9
- アブガルシア ロキサーニ8
- エクストラハイギアを導入してみよう
エクストラハイギア ベイトリールの特徴
エクストラハイギアのベイトリールは、一般的にギア比が8前後のリールを指すことが多く、シマノなら「XG」、ダイワなら「XH」と表記されています。
エクストラハイギアのベイトリールの最大の特徴は、巻き取り速度が速いこと。これにより、ルアーの回収スピードが上がりテンポの良い釣りを展開できたり、ラインスラックを素早く巻き取ることで、フッキング率を高めたりすることが可能です。
近年はテクノロジーの進化によって、かつては考えられなかったギア比10や9のベイトリールも続々と販売されるようになっています。
エクストラハイギアリールが向いている釣りは?
◾ワームでカバーを撃っていく釣り(テキサス・ラバージグ)
エクストラハイギアリールは、バスをカバーから素早く引き離す必要があるカバー撃ちの釣りに最適。さらにラインスラックを素早く取れるので、フッキングが決まりやすくなるのも魅力です。
また、当たりがなければすぐにピックアップしてスピーディーにテンポ良く次のカバーを攻略していけるのもメリットです。
◾ラインスラックを多く出す釣り(高比重ノーシンカー)
カバースキャットなどボトムジャーク系の釣りにもエクストラハイギアが活躍します。
ラインスラックを多く出す高比重系ワームのボトムジャークの釣りでは、巻き合わせが必要になるためバイト後のラインスラックの回収スピードは超重要なポイント。
リーリングによるアクションはほぼ皆無のため、リールはギア比が高いほどアングラー側に有利に働きます。またヘビキャロもエクストラハイギアの特性が活かせる釣りの一つです。
◾巻き抵抗の小さいファーストムービング系の高速巻き(バイブレーション、ミノー、表層早巻き系ルアー)
エクストラハイギアリールは、巻き抵抗が少ないとされるバイブレーションやミノーの高速リトリーブにも◎。バズベイトやシャッドテールの表層早巻きなど、着水後に素早く水面を滑走させる必要がある釣りに最適です。
◾ジョイントベイトでの水中ドッグウォーク
エクストラハイギアのベイトリールは、リーリングジャークを多用するジョイントベイトの水中ドッグウォークの釣りにもピッタリです。
巻き取りスピードが速いリールを使うことで、左右へキレのある首振りが可能に。また、カバー周辺を攻めることが多くなる釣りなので、バイト後に素早くカバーから引き離せるのもエクストラハイギアリールを使うメリットになります。
エクストラハイギアリールが向いていない釣りは?
◾巻き抵抗が大きいルアーのクランキング(ディープクランク、マグナムクランク)
エクストラハイギアリールは、ノーマルギアやハイギアリールと比べると巻きが重く、巻き心地もギア比が低いリールに劣る傾向があります。
巻き抵抗が大きいとされるディープクランクやマグナムクランクのような、大きなリップが付いた引き抵抗の大きいルアーの使用にはあまり向いていません。
ルアーは問題なくアクションしますが、巻きが重いため長時間続けるには相当の筋力が必要になります。
エクストラハイギアのベイトリールおすすめ
シマノ 20メタニウム XG
高剛性、軽量、使いやすさを兼ね備えたバーサタイルなベイトリール。マグネシウム一体成型のコアソリッドボディと抜けの良さが際立つマグナムライトスプールⅢが搭載されています。
このXGモデルはギア比8.1でハンドル1回転の最大巻上長は86cm。自重は175gと軽量なのも魅力。ハンドルの長さは全長90mmのロングハンドルが採用されており、パワーゲームに対応しやすいのも魅力です。
シマノ 21アンタレスDC XG
圧倒的な飛距離とトラブルの少なさが約束されたDCブレーキ搭載のアンタレス。抜群のキャストフィール、シルキーな巻き心地、ギアとしての所有感は頭一つ抜けているベイトリールです。
XGモデルはギア比7.8でハンドル1回転の最大巻上長は91cm。ハンドルの長さは90mmのロングハンドルを採用。ラインキャパは16lb-100mという太いラインがたくさん巻ける仕様になっています。
シマノ 18アンタレスDCMD XG
大口径38mmスプールを搭載し、20lb-100mという圧倒的なラインキャパが魅力のアンタレスDCMD。ビッグベイト機として使用するアングラーが多く、グライド系のジョイントルアーに最適なスペックとなっています。
ギア比は7.8でハンドル1回転の最大巻上長は93cm。90mmのロングハンドルと大口径なスプールとの相乗効果で巻き上げのパワーとスピードを両立しているのもポイントです。
シマノ 22バンタム XG
前モデルよりもスプール径を1mm大口径化(35mm)し、ナロー化することでより伸びやかに、より力強いキャストフィールを手に入れた22バンタム。お馴染みのアルミニウム一体成型コアソリッドボディよる剛性感と安定感が魅力です。
XGモデルのギア比は8.1で、ハンドル1回転の最大巻上長は89cmとなっています。ラインは16lb-100m巻けるので、ヘビーよりのバーサタイル機としておすすめです。
シマノ 21スコーピオンDC 150XG
シマノのミドル機の代表格スコーピオンにDCブレーキが搭載されたモデル。マイクロモジュールギアによるノイズの少ないパワフルな巻上げが可能です。
XGモデルはギア比8.5、最大巻上長は91cm。ラインキャパも16lb-100mとなっており、幅広い釣りに対応してくれます。
シマノ 21スコーピオンMD XG LH(ロングハンドル)
ナイロン20lbを160mストック可能で、ストロングスタイルにおいてベストな選択肢になり得るベイトリール。大口径43mmのスプール採用で、ビッグベイトやマグナムベイトなどの重量級ルアーを扱う釣りに最適です。
ギア比は7.9、最大巻上長は107cm。ハンドル長は90mmと102mmの2種類から選べるのも魅力。淡水の大型魚だけでなく、ソルト対応なのもうれしいポイントとなっています。
シマノ 20 SLX DC 70XG
手にしやすい価格ながら、DCブレーキを搭載した人気機種。わずか4段階のダイヤル調整で幅広いルアーに対応してくれます。
XGモデルは、ギア比8.2で最大巻上長は88cm。90mmのロングハンドルが標準装備されています。超遠投から低弾道まで、さまざまなルアーをストレスなくキャストできるベイトリールです。
シマノ 22 SLX DC XT 70XG
軽量ルアーからビッグベイトまで幅広いウエイトに対応するテクニカルバーサタイルモデル。カルカッタコンクエストDCで評価の高いI-DC5ユニットを搭載し、遠投性と対バックラッシュ性能がさらに進化しています。
XGモデルは、ギア比8.1で最大巻上長は84cm。手頃な価格ながら上位機種に迫るスペックがインストールされた要注目のベイトリールです。
ダイワ 21ジリオン SV TW XH
コンパクト&タフネスを実現した超優秀ミドルクラスモデル。リールの心臓部であるギアボックスやメインフレームをアルミハウジングで固め、剛性に影響が少ない部分を樹脂で構成するハイブリット構造を採用し、自重は20メタニウムと同じ175gを実現しています。
エクストラハイギアにあたるXHモデルのギア比は8.5。ハンドル1回転の最大巻上長は90cmとなっています。20メタニウムXGを凌ぐハイスピードマシンを探している方におすすめです。
ダイワ 20ジリオン10 10.0R-SV TW
世界で活躍する大森貴洋プロが待望し続けたギア比10:1、最大巻上長106cmを実現したウルトラハイスピードモデルです。高速ギアをしっかり支えるフルメタルハウジング構造でブレのないリトリーブが可能となっています。
バス釣りで最も使用頻度が高い34mm径スプール搭載で、普段の釣りを容易にスピードアップしたい方におすすめです。
ダイワ 22スティーリミテッド SV TW 1000S XH
2021年に登場したスティーズリミテッドに、22年新たに追加されたSV BOOSTシャロースプール搭載のXHモデル。スプールレンスポンスの向上により、低弾道で狙ったポイントに正確に送り込めるキャストフィールを実現しています。
飛びの核心「SV BOOST」はSV(=Stress free Versatile)コンセプトを踏襲しつつ、キャスト後半の伸びを実現。HYPER DRIVE DESIGNによる滑らかな巻き心地も魅力です。
ダイワ 23スティーズ A II TW 1000 XH
カッチリとした使用感が多くのアングラーの支持を集める17スティーズA TWが待望のモデルチェンジ。フルメタルボディ仕様による高剛性で、パワー系の釣りにも◎。
XHモデルはギア比は8.5で最大巻上長は90cm。強靭で汎用性が高いリールなので、1つのタックルでいろいろなルアーを使いたい方や、長期間ベストコンディションを維持できるリールを探している方にもおすすめです。
ダイワ 20タトゥーラ SV TW 103XH
φ32mmの小径スプールにより、ベイトフィネスに近い領域までカバーできるのが魅力のベイトリールです。タックルが限られるオカッパリアングラーに非常におすすめ。
XHモデルはギア比8.1で最大巻上長は81cm。SVコンセプトによるバックラッシュの少なさや、自重190gという軽量&コンパクトなボディが使いやすさを際立たせています。
ダイワ 21タトゥーラー TW 300XH
タフネスさと使いやすさに定評のあるタトゥーラシリーズにビッグベイター待望の300・400番サイズが遂に登場。20lb以上のラインを大量にストック可能なスプールを携え、強く滑らかな回転が持続し続けるHYPERDRIVE DIGIGEAR採用で耐久面の不安もクリアしています。
300XHモデルはギア比8.1、最大巻上長は109cm。ビッグベイトにキレとパワーを与える新たな選択肢となるモンスターリールです。
アブガルシア ゼノンビースト9
アブガルシアのフラッグシップモデル・ゼノンシリーズ。なかでもこのゼノンビースト9は、スプールφ32mm、ソルト対応・ブラスギア・アルミフレーム・ギア比9.5というありそうでなかったスペックを搭載しています。
最大巻上長は95cm、ラインキャパは16lb−100mと中・重量級ルアーにも対応。スプール径32mmという小口径なので、ガッチリしたボディで軽量ルアーも扱いたいアングラーにもおすすめです。
アブガルシア ロキサーニ8
リーズナブルな価格ながら、高い基本性能でビギナーからエキスパートまで溺愛者の多いロキサーニシリーズ。高級感を醸し出すブラックボディにアルミニウム製デュラメタルフレームを採用しています。
ギア比は8.0で最大巻上長は83cm。マグネットと遠心の2つのブレーキを融合したインフィニブレーキシステムは、様々なシーンに対応可能。エントリーモデルながら末永く使えるコスパ溢れるベイトリールです。
エクストラハイギアを導入してみよう
使用するリグによって、非常に威力を発揮するエクストラハイギアのベイトリール。今までハイギアリールで行っていた釣りをエクストラハイギアのリールに替えることで、釣果はもちろん快適性や釣りのテンポアップが期待できます。
もし、今使っているリールの巻き取りスピードに物足りなさを感じているなら、ぜひエクストラハイギアのリールを試してみてください。
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