デプスからまた新たなロッドがリリースされました。
その名もサイドワインダー「GUNGNIRR グングニル」。
特筆すべきはロッドの長さです。なんと9.6フィートです。メートルで表すと2.926mになります。約3mです。
スペックは
9ft6in/仕舞寸法149cm(2ピース)
/自重235g/適正ルアー重量3/8~5oz
/適正ライン強度14~25Lb・PE50~100Lb
テーパーはレギュラーテーパーです。アクションはヘビーです。(エクストラヘビーではなく、ヘビーです。この辺にグングニルの良さがあるように思います。)
このロッドはパンチングロッドとして開発され、琵琶湖のマット打ちに特化したモデルです。
9.6ftの長さで得られるメリット
マット打ちでストレスになるのが、ラインとマットを形成するウィードの干渉です。できるだけ真上から落とすのが理想ですが、必ずしも条件が整っている状況は少ないものです。
ロングロッドほどラインとマットとの角度がつけやすくなるので、ラインとマットとの干渉をおさえることができます。それゆえ操作性とポイントへのアプローチがスムーズに行えるようになります。
より真上から攻められるため、静かなアプローチでワームをマットに貫通させることができるのが、グングニル最大の武器と言えます。
ウィードとの摩擦が少なくできるので、ワームを丁寧に動かせたり、ピックアップ時にもウィードにスタックしにくいという利点が生まれます。
長さによるデメリット
実践面でのデメリットを敢えてあげるとすると、細かなアクションはあまり向いてないかもしれません。そして、野池など小規模フィールドでは取り回しにくいので、おのずと琵琶湖のようなオープンフィールドでの使用がいいでしょう。
2ピースなので、持ち運びや車には余裕で積めるので、その点でのデメリットは少ないはずです。
おわりに
グングニルはレギュラーテーパーなので、クランクベイトの釣りに適しています。
特にディープクランクにベストマッチします。アクションもガチガチのエクストラヘビーではなくて、ヘビーアクションなので、クランクでもしっかりと対応してくれると思われます。
デプスは昔から新たなジャンルを切り開いてきたブランドです。そのベクトルに他のブランドも後発でついてきました。この型破りなロングロッドも今後、主流になってくるような気がします。
琵琶湖で外すことができないパンチングを多用するアングラーにとっては、このスペックは無視できないと思います。ロングゆえの取り回しの悪さを、補って余りあるスペックで快適なパンチング生活が実現できるのではないでしょうか。
コメント