デスアダー6インチクラスのピンテールワームをジグヘッドでスイミングさせる釣りに適したロッドを模索するシリーズです。
バンタム274Mが現行で販売されているロッドでは、最適解ではないかという結論はあるものの、他にも魅力的なロッドが存在しいるのもまた事実なわけです。
調べている内に、一口にデス6のジグヘッドスイミングに適したロッドと言っても、それぞれ微妙にセッティングが異なり、それぞれに個性があることが分かってきました。
今回はバンタム274Mの前身の機種であるFINAL DIMENSION UNLIMITED 274M(FD274M)についてです。
FINAL DIMENSION UNLIMITED 274M
まずはこのロッドの特徴をシマノの解説から引用します。
スレきったデカバスを魅了するジグヘッドスイミングアクションを演出するために開発された274M。グラスマテリアルの含有率を高めロッド全体の重量バランスをコントロールすることにより、ブランクスのブレを活かしたオートマチックなシェイク&スイミングが可能です。【スパイラルX構造】で強化することによりPEのパワーゲームにも対応し、素直なベンディングからは想像できないバットパワーを発揮します。
■全長2.24m ■自重110g ■ルアーウェイト7~21g
■ラインウエイト(ナイロン)6~12lb./(PE)0.8~1.5号
デカバス仕分け人・ロボ奥田氏の当時開発した渾身のロッドが「シマノ・ファイナルディメンション アンリミテッドスピニング274M」でした。
ティップはチューブラーで7.4ftの対デカバス用フィネスロッドです。
奥田氏曰く、
「バットは超パワフルで、弓のようにしなやかなアクションを両立し、デカバス相手でも力勝負でファイトができるので、超強気なゴリ巻きファイトでも余裕で対応できる。」
「ガイドもPEライン対応で、グリップも操作性重視で超短め。ロッドを振るだけで勝手にルアーにアクションを加えてくれるので、特にジグヘッドスイミングやネコリグに最高あらゆるリグにも対応!!」
と、デカバス用フィネスロッドというコンセプトで作られています。
FD274Mのアクション バンタム274Mと比べると
知人に借りてジグヘッドスイミングしてみたのですが、少しのシェイクでティップが触れてくるので、シェイクしやいロッドです。
バンタム274Mと比べると、ティップがより仕事をするバンタム274Mに対して、FD274Mはどちらかというとロッド全体が仕事するといった印象を持ちました。
FD274Mのティップが堅いという訳ではなく、バンタム274Mのティップの方が柔らかいと表現した方がいいかもしれません。
柔らかいといってもベナベナではありません。より少ない入力でティップの振り幅を確保できるのはバンタム274Mと言えると思います。
文章で書くのは難しい汗
FD274Mは早めのシェイクでもしっかり対応してくれる位のハリがティップにあるので、どちらかというと今流行の速いピッチアクションにも向いていると思います。
超短いグリップエンドが良い
FD274Mでいいなと思った部分は短いグリップエンドです。グリップエンドが短いことで、より身体の近くでロッドを構えてシェイクできるので、非常に楽です。
グリップエンドが身体に当たることも全くなく、釣りに集中できます。この取り回しの良さは他にないかもしれません。
キャストしにくいかも!?と思いましたが、特に気にすることもなく遠投できました。
FD274Mは再販すべき
昨今のジグヘッドスイミング専用に作られたとも言うべきFD274M。繊細なアクションと強引なファイトが両立できる完成度の高いロッドになっています。
デス6のジグヘッドスイミングをするなら、FD274Mは選択肢の第一候補に入れてもいいと思います。ただ廃盤モデルなので手に入れるのが難しいんですよね・・。
現行のバンタム274Mも素晴らしいロッドですが、FD274MはEVAグリップなので、これはこれで需要があるはず・・。私はどちらかというとEVAグリップの方が好みですw
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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