ビッグベイトの中でも、特に大きいものを指す「ジャイアントベイト」。まだまだ歴史が浅いジャンルではありますが、琵琶湖や池原ダム周辺では一つのカテゴリーとして確立されつつあります。
この記事では、ジャイアントベイトのおすすめと適したタックルをご紹介していきます。
ジャイアントベイトとは
ジャイアントベイトとは、ビックベイトと言われるルアーの中でも特に大きなルアーのことです。はっきりとした定義はありませんが、全長25cm以上で、重さは180g(6oz)以上がジャイアントベイトの目安と言えるでしょう。
大きなブラックバスが釣れる確率が上がることから、大物のみを狙うアングラーに人気があり、中には世界記録を日々追い求めている猛者もいるほど。
また、普通サイズのルアーと比べると、釣れたときの感動が大きいという特徴もあり、中毒性の高いジャンルです。
アベレージサイズはビビって逃げてしまうこともあり、釣果は落ちる傾向がありますが、来たらデカイというギャンブル性も魅力の一つとなっています。
ジャイアントベイトのタックル
おすすめジャイアントベイト
ワイルドルアーズ ワイルドビート
全長 | 約285mm |
ウエイト | 約186g(スローシンキング)、約182g(スローフローティング) |
琵琶湖で圧倒的なデカバス捕獲率を誇るジャイアントベイト。特徴的なフラットで薄い板状のボディは、さまざまなアクションが可能になっています。ロングジャークでのハイスピードアクションやウォブルのみのS字アクション、ヨコヨコなど多彩です。
特にロッドワークで演出するサブロク(360度ターン)は、ワイルドビートならではのアクション。追ってきたバスをバイトさせる切り札を持っているジャイアントです。
デプス スライドスイマー250
全長 | 250mm |
ウエイト | 6.2oz(約176g) |
ABSコアボディにソフトシェルを纏ったジャイアントベイトの傑作スライドスイマー250。泳ぎのバランスが良く、常に安定したS字アクションが可能です。
高速巻きや、リーリングジャーク、ストップ&ゴーなどあらゆるにアクションに高次元に対応します。使いやすいので、はじめてジャイアントに挑戦したい方におすすめです。
デプス ギラギラコウゲキ
全長 | 365mm |
ウエイト | 320g(フローティングモデル)、350g(シンキングモデル) |
長い年月をかけて試行錯誤されてついに完成間近になったジャイアントベイト。サカマタシャッドのダート性能とスプーンのフラッシングの両立を目指して開発されました。
特徴はS字の幅の大きさ。ジャークでは横への鋭いダートでバスの視界から消え、再び現れてバイトに持ち込みます。スローでもファーストでもしっかりアクションするのが魅力です。
デプス コードネームバス
全長 | 290mm |
ウエイト | 12.3oz(約348g) |
2019年度デプスウェブメンバーに販売されたジャイアントベイト。一般ルートでは入手困難ですが、ヤフオクやメルカリでたまに出品しているタイミングを狙うといいでしょう。
サイレントキラーゆずりのABSコアボディ+ソフトシェルを採用し、よりリアルな仕上がりになっています。体高のあるボディが生み出す存在感と水押しでデカバスのテリトリーに侵入させて、威嚇バイトを狙っていきたいジャイアントです。
DRT クラッシュ ゴースト
全長 | 330mm |
ウエイト | 8.8oz(約249g) |
クラッシュ9よりも、大きなボディをもつ人気のジャイアントベイト「クラッシュゴースト」。発売したら即完売の入手困難なルアーのひとつです。リップイン・リップオフ、テールのタイプ、ジョイントバッドの組み合わせで自分好みのアクションを見つけるのが楽しいルアー。
クラッシュ9ゆずりのキレのあるアクションからブラックバスだけでなく、シーバスやアカメなどの大型フィッシュイーターを狙う方にもおすすめです。
DRT クラッシュ フレンジー
ハイブリットチャンバーシステム搭載の空中-水中で本体の重量が変化するジャイアントベイト。400mmオーバーのジャイアントベイトながら本体ウエイトは約290gと一日使い続けられる重量に加え、K9譲りのテクニカルなアクション性能を引き継いでいます。
マニフォールド デニイロ
全長 | 343mm |
ウエイト | 約320〜325g |
マニフォールドは滋賀県彦根市に拠点を置く熱狂的なファンが多いブランド。ボディの外側には本皮が使用されているのが特徴です。樹脂やウッドとは違う波動や水噛みは、従来のジャイアントベイトにはない存在感を演出します。
職人によるこだわりの技術で作られているため価格は4万円と高め。しかし人気の為、なかなか手に入れるのが難しいジャイアントとなっています。
ガンクラフト 尺ワン
全長 | 303mm |
ウエイト | 9.3oz(約263g) |
ジョインテッドクローシリーズの最大サイズの尺ワン。ダイナミックなS字が特徴で、集魚力は圧倒的。さらにジョインテッドクロー同様、ロッドアクションにも機敏に反応し、寄せた魚をバイトに持ち込む小技も可能になっています。
海外のフィッシュイーターでのテストを行い、強度面でも安心して使用できるジャイアントベイトです。
シグナル ティーザー
全長 | 15インチ(約381mm) |
ウエイト | 450g |
15インチの多関節系ジャイアントスイムベイト「ティーザー」。シグナルと海外企業がコラボし、シグナルが独自チューンを施したモデルです。フックの位置を自在に変えられるので、表層からボトムまで全レンジをカバーすることが可能。
これまでアプローチできなかったポイントをジャイアントで攻略できます。その水域のマックスサイズを本気で狙うアングラーの強い武器となってくれるジャイアントです。
マドネス バラム300
全長 | 300mm |
ウエイト | 168g |
リップレスで多連結ボディをもつ、比較的珍しいタイプのジャイアントベイト。高速巻きでも安定したスイム姿勢をキープするのが特徴です。デッドスティッキングでは多連結ボディと大きめのシリコンテールが艶めかい自発アクションを演出します。
3フックシステム搭載でフッキング率が高いのも魅力。バスを狂わせる8トラップは、足元まで追ってきたバスを仕留める新境地を切り開きました。
ロマンメイド マザー
全長 | 300mm |
ウエイト | 300g |
美しい造形がアングラーの視線を釘付けにする「マザー」。2008年4月、栗田学氏が当時の琵琶湖レコード70cm・8480gを釣ったことにより、一躍メジャーになったルアーです。
全長30cm、自重300gと非常に大きいですが、琵琶湖の80cm・10kgの魚を狙うには最短距離のルアーとも言えます。本気で記録級を追い求めるアングラーにおすすめです。
ローレス✕スープレックス コアサイド
全長 | 278mm |
ウエイト | 215g 約7.6oz |
ビルダーの沖本氏(LAWLESS)が手掛ける「CORESIDE」と北湖の鉄人ガイド・山田 祐五氏のブランド”SUPLEX”とのコラボバージョン。リーリングジャークやドッグウォーク、スローなS字、3連での早巻きなど、多種多様な使い方やセッティングが可能なジャイアントベイトとなっています。
https://www.instagram.com/lawless_lure/?locale=ko
スタジオコンポジット ヴォルタ 375
全長 | 375mm |
ウエイト | 13.5oz |
世界初のカーボンコンポジット製ルアー。低速から高速迄安定した動きを出せるフルソリッドボディを採用した堅牢なジャイアントベイト。ロッドを上げた状態でラインスラックをコントロールするだけで左右に大きくダートさせることが可能です。
ジャイアントベイトの収納に便利なケース
30cm前後、もしくは、それ以上のサイズのジャイアントベイトは持ち運びや収納に一苦労するもの。ここではジャイアントベイトの収納に便利なおすすめケースをご紹介します。
エバーグリーン E.G.インナーバッカン ロング
360×125×120mmのバッカン。バラム300がすっぽりと収まります。オプションのウレタンシートを購入すれば、フックを刺して固定することが可能。
アブガルシア EVAタックルボックス2ロング
サイズは350×120×105mm。上記のエバーグリーンのものより若干サイズは小さめ。アブのロゴが好きな方はこちらをどうぞ。
スイムベイトアンダーグラウンド×DRT XXLベイトラップ
折りたたんでコンパクトに携帯できるベイトラップ。400mmオーバーのジャイアント、フルサイズビッグベイト用のベイトラップをSU別注テール込み最大450mmくらいまで収納可能です。
形状によりますが5~10本ほどのベイトを収納可能で、大型でなければさらに収納することができます。
VS-3043NDDM マルチタイプ
356×230×82mmの大容量のバーサス。こちらは仕切りがないので、体高のあるビッグベイトの収納に便利です。
VS-3043NDD ツーブロックタイプ
こちらは仕切りがあるツーブロックタイプ。取り外し可能な仕切り板8枚付きなので、ボックス内でのルアーのガタつきを軽減できます。
デプス ルアースリーブ XL
タックルボックスに入り切らない大型ルアーの収納に便利なルアースリーブです。ジャイアントベイトにピッタリなXLの本体サイズは390mm×115mm 、対応サイズはギラギラコウゲキ、サイレントキラー250、ブルシューター、コードネームバス、ブルドーズ etc 。入り数は3枚となっています。
ジャイアントベイトで記憶に残る一匹を!
ジャイアントベイトは、ビッグサイズを狙うには今や欠かすことのできないジャンル。この先、まだまだ進化する余地があるので、興味のある方は今からでも遅くありません。
専用タックルが必要ですが、ロマンを追うことができるのは何よりの魅力。しびれるようなアドレナリン全開の記憶に残る一匹をぜひゲットしてください。
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