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琵琶湖の外来魚駆除量が激減している件

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先日、台風21号が南湖の水を北湖に押し戻し、2時間で水位が1メートル下がった記事を書きましたが、そういえば8月21日の京都新聞にもう一つ興味深い記事が掲載されていたのを思い出したので、紹介します。

台風21号通過中に琵琶湖で起こっていた怪現象
2018年9月4日に通過した台風21号。猛烈な風と雨で各地に甚大な被害をもたらしました。関西国際空港の滑走路に海水が入り込み、海の様な状態になった映像には、自然の猛威を感じました。そして、ここ滋賀県も例外ではなく、...

ボトムコンタクトのshinです。

2018年の外来魚駆除量が激減しているというものです。

漁業者が刺し網やえりを使って駆除した量は7月末現在で過去最低の34トンにとどまり、低調だった前年同時期の半分に満たないというのです。滋賀県は「生息するはずなのになぜか捕獲できない。不思議な現象」と困惑しており、外来魚の生態把握や原因究明に乗り出しているようです。

(出典 京都新聞)

滋賀県が推定している、琵琶湖に生息している外来魚の量はおよそ1150トンで、その量はずっと横ばいで推移してます。しかし駆除量は近年右肩下がりが続いていると言います。

生息量が多い南湖を軸に2002年度から本格的な駆除を始めて、08年度までは年400トン以上を駆除していましたが、徐々に年々減少しているようです。13年度以降は200トンを超すことが珍しくなっているといいます。

そして本年度は最も駆除量が多い5.6月が20トンとふるわず、4ヶ月間で年間目標(250トン)の2割以下になっています。このうちの生息量8割を占めているブルーギルの捕獲量は小型の1歳魚が9割を占め、大型の2歳魚以上は極めて少ないようです。

捕獲されるブルーギルが小型になり駆除効果が低下すると、駆除量に応じて経費の半額を補助してもらえる漁業者にしてみれば、大きな痛手です。そのため操業日数が前年の半分になっているようです。

獲れる量が少ない→補助金が少なくなる→操業日数が減る→獲れる量が少ないという「悪循環」に陥っているといいます。

今後も駆除量が増えることは考えにくく、滋賀県は目標量の下方修正も検討しているようです。

我々バスフィッシングを愛する者からすれば、琵琶湖のブラックバス、ブルーギルの生息量は変わっていないのに、駆除量が減少しているということは嬉しい状況と言えます。

釣りをしているとよく分かりますが、魚はそんなに馬鹿ではありません。毎度毎度同じ仕掛けでは、魚もスレるというもです。

しかし、去年の烏丸半島のハス畑が消滅した現象などをみると、琵琶湖に何らかの環境変化が起きているのは事実です。我々アングラーも自然が見せる変化に、少々注視しなくてはいけないかも知れませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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