
投げて巻くだけで広範囲を素早くサーチできるバイブレーション。空気抵抗の少ないフォルムはキャストしやすく、飛距離が稼げるのが特徴です。形が似たようなものばかりという印象ですが、それぞれに違った特徴が織り込まれており、釣果に差がでる要素になっています。
そこで、今回はおすすめのバイブレーションを定番からアメリカンルアーまでピックアップ。選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
バイブレーションとは

バイブレーションとは、投げて巻くだけで小刻みにボディを揺らしバイブレーション(振動)を越して、周囲のバスにアピールするルアーです。
扁平なボディが特徴で、広範囲をサーチしたり、さまざまなレンジを攻略したりするのに適しています。春〜秋の高活性な時期はもちろん、タフな低水温期まで一年中使えるのが魅力です。
投げて巻くだけというシンプルなルアーですが、選ぶタイプによって使いづらかったり、釣果に差が出たりするのがポイント。この記事ではバス用バイブレーションの選び方とおすすめ製品をご紹介します。
バイブレーションのおすすめ
◾ジャッカル TNバイブレーション

バイブレーションでどれを選べばいいのか迷った時は、これを選んでおけば間違いないルアー。実績も高く、信頼して使うことのできるバイブレーションです。
スイミング姿勢が安定しているので、誰でも使いやすいのが特徴。サウンドのバリエーションが豊富で、いくつか種類をもっておくと釣果アップに繋がります。
いろんなメーカーのバイブレーションを使用したけど、TNシリーズが一番根がかりが少ないんでストレス無く、オールシーズン巻きまくってます。超人気フィールドでもナチュラルゴーストカラーで爆釣してます。
出典:Amazonカスタマーレビュー
◾ジャッカル TN50/60/70/80 トリゴン

TNシリーズで好評のアウトメタルシステムを強化したモデルです。ルアーの先端にウエイトを設置し、ディープの攻略がしやすくなっています。抜群の遠投性能とボトム感知能力が魅力。
ボトムで倒れにくく、根がかりが少ないのもポイントです。オリジナルのTNシリーズでは届かないポイントや、より広範囲にサーチしたいときにおすすめ。
ぶっ飛びバイブレーションです。60サイズでもかなりの遠投可!ボトムで立つので、しっかり着底させてからのズル引きでも滅多な事ではスタックしません。ボトムに当てながら超スローにリトリーブでゴンッ!っと喰います♪低水温期のお助けルアー。もちろんハイシーズンに浮遊に巻いても釣れますよ。
出典:楽天みんなのレビュー
◾ジャッカル TNスリム8

スリムなシャッドライクなシルエットが特徴の「TNスリム8」。細長いベイトフィッシュが多いフィールドでおすすめのバイブレーションです。
ジャッカル独自のアウトメタルシステムによる圧倒的な飛距離とボトムで倒れ込まない姿勢で根がかりが低減されているのもポイント。レスポンスの良さを活かしたダートアクションで誘うのもおすすめです。
◾ダイワ T.D.バイブレーション

バイブレーションの定番といえばこのモデル。マイナーチェンジを繰り返し、現在でも多くのアングラーから高い評価を受け続けているバイブレーションです。
ダイワ独自のサクサスフック搭載で、ショートバイトも逃しません。「ジャラジャラ」サウンドのノーマルモデルと鉛がボディに直撃するウーファーモデルの2種類のサウンドがラインナップされています。
ルアーの性質上から四方八方にキャストしてタダ巻きだけで釣れるので、野池から大きな湖まで幅広く使えるルアーです。ブラックカラーは水中ではシルエットが強調するためアピール力が強いですね。
出典:Amazonカスターレビュー
◾ダイワ T.D.バイブレーション スティーズカスタム

ヒラヒラと揺れながら落ちるシミーフォールを得意とするトーナメント仕様にカスタムされた T.D.バイブレーション。
着水直後からアピールするレスポンスの良さと飛距離、ウィードに突っ込み過ぎないスイミング姿勢で手返し良く広大なエリアを攻めることができます。リフト&フォールの釣りにおすすめです。
「タイプRが手に入らないので、きちんと継承してくれているスティーズカスタムの存在は大きいです。よく釣れます」
「めちゃくちゃ飛びます。釣れます。買いです。」
出典:naturumお客様レビュー
◾エバーグリーン ブザービーター

トータルバランスに優れ、強い波動が特徴のバイブレーション。濁りの入った状況で威力を発揮してくれるルアーです。
遠投性能、アクション共に秀逸で、おかっぱりだけでなくボートでも使いやすいのが特徴。サイレント・ハイサウンド・タングステンとサウンドのラインナップが豊富で使い分けできるのもポイントです。
「秋の早巻で使用しています。よく釣れるルアーです。」
「バイブレーションルアーの中では今のところ最強。品薄状態でカラーを選べないところが悲しい。」
出典:naturumお客様レビュー
◾デプス MSバイブレーション

軽い巻き心地で一日巻き倒せるバイブレーションです。浮き上がりを抑えた低重心のボディは、スローからフォーストリトリーブまで対応。ハイピッチ&ハイレスポンスなアクションを実現しています。
ビッグバスに近づくには、ルアーを投げ続けるのが必須。そんなデプスらしいコンセプトが詰まっています。
◾モガミバイブ ズル引き仕様

強波動、ワイドアクションのズル引きに特化したバイブレーションです。フロントフックがダブルフック仕様になっているので、根がかりしずらくなっています。
デッドスローに引いてもよく動き、手元に明確に伝わるブルブル感が魅力。mogami釣具代表・佐藤氏のYou Tubeでは琵琶湖南湖東岸での釣果が数多くUPされています。
◾メガバス VIBRATION-X ULTRA

他のバイブレーションにみられない丸みを帯びたボディをもつバイブレーション。独特なフォルムはウルトラ・ローリングアクションを生み出し、これまでにない波動と視覚効果でスレたビッグバスにアピールします。
サウンドにもメガバスらしいこだわりが詰まっており、従来の周波数帯をあえてハズし、サスペンドフィッシュが察知しやすい周波数に設定されているのもポイントです。
丁度気になっていたルアーがセールを行っていたので購入しました。ダブルフック搭載なのでボトム付近のリフト&フォールにも対応し冬には持って来いのルアーです。でも初夏のウィードエリア上をサーチするにも使用出来るような気がします。
出典:naturumお客様レビュー
◾レイドジャパン レベルバイブ

コンパクトながら岸釣りでも使いやすい飛距離と速巻きに対応したバイブレーション。水平に近いスイム姿勢を実現しつつ、高いレンジキープ力とスナッグレス性能を兼ね備えています。
岸釣りのエキスパート・金森隆志氏のこだわりが詰まったルアーです。
見た目、飛び、釣れる!! 1メートル範囲を探るのに超オススメです。自分の巻きスピードに合ってるのか毎釣行、魚を獲って来てくれます。今日も釣れました(喜)。
出典:Amazonカスタマーレビュー
◾一誠 ザリバイブ

ザリガニをイミテートしたデザインが特徴の激釣れバイブレーション。琵琶湖でのロングキャストの釣りに欠かせない人気のルアーです。
ボディ内部が複数のスペースに分かれており、スチール・ガラス・真鍮ボールがそれぞれの部屋に配置されています。シミーフォール中でも異なる素材のミックスサウンドで周囲にアピールするのが魅力です。
基本的には、リフトアンドフォールでの使い方がマストかと思います。この商品最大の売りとも言えるシミーフォール中でもきちんとラトル音でアピールしてくれます!
出典:naturumお客様レビュー
◾デュエル ラトリンバイブ

激しいバイブレーションと10個のラトルでバスにアピールする集魚力の高いラトリンバイブ。本場アメリカのトーナメントでも実績が高いバイブレーションとして知られています。
ただ巻きはもちろん揺れながら落ちるシミーフォールで、シャローエリアの縦ストやウィードエリア、ディープを攻略。比較的手頃な価格も魅力的です。
釣れるルアーと売れるルアーは違うの代表と思う。一人の釣り人としては多くの釣り人に使って欲しくないと言うのが本音です。
出典:Amazonカスタマーレビュー
◾ノリーズ TGラトリンジェッター

名作と言われるラトリンジェッターにタングステンウェイトを使用したモデルです。琵琶湖のプロガイドの要望に応え開発されました。
広大なウィードフラットで一定レンジをキープしながらトレースできるのが特徴。一旦ボトムに着底させてから、ロッドで引くスローローリングが可能なのもこのルアーの魅力です。
◾オーバスライブ モラモラ

細長いシルエットが特徴のワーミングバイブと呼ばれる「モラモラ」。スローフローティングに設定されているので、ウィードに絡ませてワームのようにじっくり見せて誘えるのが特徴です。
もちろんただ巻きでも使え、巻きスピードはスローからミディアムリトリーブを得意としています。リーリングジャークなどの小技を駆使できるのも魅力です。
◾サムルアーズ サムバイブレーション

名作と評された発泡樹脂マテリアルのモデルを、インジェクション化で復活させたファン待望のバイブレーションです。「ショアから扱いやすいルアー」をコンセプトに、シャローレンジを快適にトレースできるのが最大の魅力。
おかっぱりでの使いやすさはピカイチです。シンキングだけでなく、フローティングも試してみたいルアーです。
◾ハイドアップ ライズバッカーR

低重心設計による抜群の遠投性で、はるか沖を直撃できるバイブレーション。背中の隆起が独特の乱水流を発生させ、ハイピッチローリングアクションと高レスポンスなヒラ打ちを生み出します。
ボトムでは45度の角度をキープし、スナッグレス性能に優れているのもポイントです。
◾ハイドアップ N-GREEDIE

ビッグバスが大好きなブルーギルやフナを想起させる体高のあるシルエットが特徴です。ラインアイが2つあり、ミノーアクションとバイブレーションアクションを簡単に切り替えることができます。
自重約43g、全長10cmのボリューミーなボディはビッグベイトのような存在感。他とは異なる波動のバイブレーションを探している方におすすめです。
リーリングアクションでもティップアクションでも簡単に横に飛びます。だんがんの様に飛んで行くし、投げてて楽しいです。買ってよかったです。
出典:Yahooショッピングレビュー
【奥田民生×HIDEUPコラボ】ヘロさんカラーの「N-Greedie」にも注目!
◾ストライクキング レッドアイシャッド タングステン2タップ

トーナメンターとして”最強”の名を欲しいままにする「ケビンバンダム」が愛用するバイブレーションです。タングステンの重低音サウンドがプレッシャーの掛かった状況で威力を発揮します。
デッドフィッシュのように沈むシミーアクションが秀逸。アクション、飛距離ともバランスが良く、使いやすいのもポイントです。
◾ストーム アラシ バイブ

USトッププロの「ブランドンパラニューク」監修のリップレスクランク。セルフチューニングラインタイ搭載で、スローから高速リトリーブまで幅広く対応する汎用性の高さが魅力です。
アピールを抑えたソフトノックラトル使用で、スレにくく食わせやすいのもポイント。本場のトーナメントで磨かれたその性能をぜひ味わってみてください。
◾コーモラン リーサルバイブ

5.5cmとコンパクトながら、安定した飛行姿勢で広範囲を素早くサーチできる優れたキャスタビリー性能を備える万能タイプのバイブレーションです。
メインウエイトをボディ前方に集中させることにより、素早い立ち上がりを実現しています。うるさすぎない「ジャラジャラ音」は無駄なプレッシャーを与えることなく、スレたフィールドで威力を発揮します。
◾バークレイ DEX VB60W ワンノッカー

バークレイ初の日本企画シリーズ「DEX」シリーズのバイブレーション。低重心のゴトゴト音が食い渋るビッグワンの本能を刺激します。
おかっぱりはもちろんボートフィッシングで使いやすいのも魅力。高速巻きからデッドスロー、ストップ&ゴーにも高次元に対応してくれます。
バイブレーションの選び方

カラー
バイブレーションに限らず、ルアーのカラーは様々。ベイトフィッシュに近いナチュラルな色から、アピール力がある派手めの色まで多種多様です。
カラーの使い分けは諸説あり悩ましい問題ですが、天候、水質、メインベイトを意識するといいでしょう。基本的に透明度の高いクリアな水質であればナチュラル系、濁りが入っている状況であれば派手めのカラーを選ぶのが王道です。
また、天候が晴れなのか曇りなのかによってカラーを決めるのも◎。迷ったら、ベイトフィッシュに合わせるのがおすすめです。例えばブルーギルが多いフィールドなら、それに近いカラーをチョイスしてみましょう。
タイプ(沈み方)で選ぶ
バイブレーションには、シンキング・サスペンド・フローティングの3タイプがあり、シチュエーションによって使い分けることができます。
◾シンキング
バイブレーションで最もよく使われるタイプがシンキング。水に沈むため、リトリーブを止めるとボトムに着底するのが特徴。重量があり飛距離が出しやすく、表層から低層まで幅広い範囲を引けるのが魅力です。
高速巻きやリフト&フォールがしやすいのもシンキングタイプの特徴。ただ巻きで素早くサーチする基本的な使い方をするのも、一番使いやすいタイプです。
◾サスペンド
サスペンドは、浮きも沈みもしないようにウエイト調節されたタイプ。ボトムまで沈めたくないときや、ゆっくり引きたいときにおすすめです。
ルアーが水中で止まるため、バスにじっくり見せてアピールできるのもポイント。ストップ&ゴーやスピードに変化をつけやすいのも魅力です。
水温や使用するラインによっては、スローフローティングやスローシンキングになることも。浮いてしまうときは、板オモリなどで調整するようにしましょう。
◾フローティング
バイブレーションの中では比較的珍しい、水に浮くのがフローティング。他の表層系ルアーにはない波動と使い方ができるという点では、非常におもしろいタイプです。
ユラユラと浮き上がるシミーフローティングが魅力。表層をただ巻きで弱ったベイトを演出したり、ジャークで潜らせて、浮上アクションで食わせたりする使い方がおすすめです。
ラトルで選ぶ
◾ラトルの有無
バイブレーションには、ラトルが入っているのもと入っていないものあります。ラトル入りは音でアピールするため、広範囲をスピーディーにサーチできますが、バスがスレやすいのが特徴。
一方、サイレントと呼ばれるラトル無しは、アピール力は弱いですが、スレにくく食わせやすいのが魅力です。一長一短があり、状況によって使い分けると釣果アップに繋がります。
◾ラトルの種類
ラトルには、材質の異なるものが数種類あります。主にタングステン、ガラス、鉛、真鍮などがあり、材質によってサウンドに違いがあるのがポイント。
タングステンは「ゴトゴト」という重低音で、波動が強いのが特徴。ガラスは、「シャラシャラ」と高めのサウンドで広範囲にアピールできるのが魅力です。
◾重さで選ぶ
バイブレーションは、重さによって飛距離や攻略しやすい水深が決まってしまうルアーのひとつ。水深の浅い野池などの場合は3/8oz (約10.5g)くらい、3m以上の深い所では1/2oz (約14g)以上が使いやすいでしょう。
遠投したいときは、重いバイブレーションがおすすめ。高速巻きで使用するなら、あえて重めをチョイスするのもアリです。
バイブレーションの使い方

◾ただ巻き
最もオーソドックスな使い方。なるべく一定のスピードでリトリーブするのがポイントです。ボトムを感じながら引いてきたり、ボトムから少し浮かして2,3回何かにタッチするイメージで引いてきたり、ザクッと中層を引いてくるのもアリ。その日の反応を見ながら、各層をサーチしてみましょう。
◾リフト&フォール
ただ巻きで反応が得られないときはリフト&フォールの出番。ボトムに着底させたらロッドを上にあおってリフトさせ、すぐにロッドを下げてテンションを抜いてしっかりフォールさせます。
リフトで気づかせて、フォールで食わせるイメージ。フォールからボトムステイでバイトが出ることが多いです。
◾高速巻き
ただ巻きのリトリーブスピードを高速にする釣り方。ハイギアリールでかなり速く巻いても、バスは余裕でルアーに追いつくことができるので、可能なかぎり速く巻くのがおすすめ。
見切る暇を与えず、バスにリアクションで口を使わせやすいテクニックです。ただ巻きでは反応しなかったのに、高速巻きにしたとたん釣れることもあるので、ぜひ試してみてください。
◾カウントダウン
シンキングタイプを使うときに、意識したいのがカウントダウン。ルアーが着水してから、何秒でボトムに着底するかカウントし、泳がせる層を調整します。
◾スローリトリーブ
少し、マニアックな使い方になりますが、シンキングのバイブレーションでボトムをゆっくり引いてくるテクニック。主に低水温期に有効です。
バイブレーションおすすめチューン

バイブレーションの弱点として、根がかりのしやすさがあります。これを少しでも回避するために、フロントフックをダブルフックに交換するチューンも人気。
メタルバイブレーションではよく使われるチューンですが、普通のバイブレーションに適用するのも有効です。ひっかりが少なくなり、ストレスなく快適に釣りができるようになるのでおすすめですよ。
◾がまかつ(Gamakatsu) トレブルフック バラ バラ TGW ツインSP-M NSC
フックがそれぞれ自立しているので、魚の動きに追従しバレにくいツインフックです。シングルフックのような貫通力が魅力。
バイブレーションを巻き倒してビッグバスを釣ろう!

おすすめのバイブレーションをご紹介しました。巻きの釣りの代表格とも言えるバイブレーションは、バスフィッシングには欠かすことのできないルアー。
投げて巻くだけのシンプルなルアーですが、毎年必ずスーバービッグが釣られているのを目にします。お気に入りのバイブレーションを見つけて、ルアーローテションに組み入れてみてはいかがでしょうか。



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