ハイプレッシャー化したフィールドでも魚に口を使わせることに長けたマイクロスイムベイト。I字系ルアーを見切るバスが増えてきた昨今、新たな一手として注目されています。
そこでこの記事ではマイクロスイムベイトのおすすめをご紹介。まだ爆発的に流行っているわけではないので、今のうちにチェックしておいてください。
マイクロスイムベイトとは
マイクロスイムベイトは、ボディに関節を持つ小型のジョイントルアーのこと。決まった定義はありませんが、今回は全長100ミリ未満のスイムベイトをピックアップしています。
マイクロスイムベイトはI字系プラグのような大人しいアクションではなく、ボディをくねらせて泳ぐ派手めのアクションが特徴。しっかりと水を掻いてアピールし、ナチュラルでありながらも強烈にバスの捕食本能に訴えかけます。
また、近年ではアラバマリグの真ん中に装着するワンルアーアラバマへの流用でも注目されています。
マイクロスイムベイトの魅力
マイクロスイムベイトは「頭を振って泳ぐルアー」のひとつ。I字系プラグのように「頭を振らずに泳ぐルアー」に反応しないバスに有効になります。
またI字系の釣りほど遅い釣りではなく、ただ巻きはもちろんストップ&ゴーや早巻き、トゥイッチやジャークなど、通常のスイムベイトのように操作して仕掛けていく釣りができるのもポイント。
フィネスワームと同等の喰わせ力を線の釣りで展開し、広大なエリアを効率よくサーチできるのが魅力です。
さらに、アユやワカサギといったバスが最も好むサイズ感で、全国のあらゆるフィールドで使用可能。
使う季節はアフター回復期〜晩秋がおすすめで、バスがボトムに依存する厳冬期やミッドスポーン期以外はマイクロスイムベイトの出しどころとなります。
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マイクロスイムベイトのおすすめ
バンタム BTベイト99SS
「頭を振るフィネススイムベイト」の必要性を提唱する奥田学氏プロデュースのマイクロスイムベイト。飛距離、アクション、喰わせ力のすべてを兼ね備えています。三連ジョイント+ソフトマテリアルのテールがバイトを誘発します。
ジークラック スーパクスイマー95mm
表層I字系メソッド「スーパク」で有名な琵琶湖アキラガイドが監修したマイクロスイムベイト。三連ジョイントのウネウネアクションでI字では引き出せない魚を引き出すことができます。
ガンクラフト ジョインテッドクロー70S
不朽の名作ジョインテッドクロー178を極限までダウンサイジング化したモデル。ただ巻きでは初代178mmと同じようなS字アクションを披露し、シンキングモデルはディープ攻略も可能。トゥイッチからのフォールで弱ったベイトを演出するのも◎。
OSP オーバーリアル63ウェイク
小さなリップを搭載したワンジョイントのマイクロベイト。ただ巻きでは小さなボディながらもしっかりと水を掻いて波紋を残しバスの捕食本能を刺激します。状況に合わせてデッドスロー〜ミディアムとリトリーブスピードを変化させて誘えるのも魅力です。
ジャッカル スイングマイキー72
全長72mmと小型ながら、自重が9.8gありベイトでもキャスト可能なマイクロスイムベイト。扁平のスイングテールが特徴でボディのロールを抑えた独自アクションが魅力。ただ巻きはもちろんピンスポットで首振りしたり、デッドスティッキングしたりと操作するのがたのしいジョイントベイトです。
イマカツ ベビキラウエイク
三原プロがベビーキラービルミノーから派生させた小型ミノー系プラグ。ショートリップ化したことで水面直下を引波を立てながら泳ぐウエイクベイトとして使えます。小刻みなトゥイッチ、デッドスティッキングなど多彩なアクションも可能。また、近年流行しているワンルアーアラバマにも対応しています。
マイクロスイムベイトでビッグワン!
近年、その有効性が見直されつつあるマイクロスイムベイト。I字系ルアーのように頭を振らないルアーを見切るバスに対して、マイクロスイムベイトは頭を振ってアピールできるのが魅力。また、ワンルアーアラバマへの可能性もあり、お気に入りのマイクロスイムベイトを見つけて、タックルボックスに忍ばせておいてください。
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