フットボールジグとテキサスリグのメリットを上手く組み合わせて融合させたジョイント式フットボールヘッド。国内では意外と知っている人が少ないリグですが、本場アメリカでは日常的に使用されているメジャーなリグとなっています。
今回は使い込むほどに、そのメリットの多さに気付かされるジョイント式フットボールヘッドのおすすめをご紹介。ジョイント式フットボールヘッドを使ったメソッド「ミノスト」についても解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
ジョイント式フットボールヘッドとは
ジョイント式フットボールヘッドとは、フットボール形状のヘッドにスプリットリングやワイヤーでオフセットフックがセットできるリグのことです。
好きなフックがセットできるため、使用するワームのサイズに合わせたフックが使えるのがメリット。
また、シンカーとフックがスプリットリングで繋がっているので接続部の自由度が高くワーム本来のアクションが引き出しやすいのも魅力となっています。
ミノストって何?
ジグヘッドを使用した「ミドスト」、ラーバジグを使用した「ジグスト」は知っているけど「ミノスト」って何?と思った人も多いかもしれません。
ミノストとは、ジョイント式フットボールヘッドを使用したミドストのこと。ジョイント式フットボールヘッドを使ったメソッドの一つで非常に釣果が期待できるテクニック。
ミドストやジグストのようにロッドをシェイクしながらリールを巻いて中層(ボトムのやや上)を攻略します。ワームはシャッドテールやホッグ系が基本ですが、特に決まりはありません。
ミノストの創始者は木村建太さんと言われており、バスがくわえた時にシェイクしているため、どんどん食い込んでくれて、魚の”ミノ(第一の胃)”に刺さるぐらい深くフッキングすることから「ミノスト」と名付けられたようです。
↓キムケンさんがミノストを多様して春の野池を攻略しています。
ジョイント式フットボールヘッドのメリットは何?
◾垂直に落とせる
フットボールヘッドはラインアイの真下にウエイトが集中するため、直リグのように垂直にフォールします。縦ストラクチャーに対してタイトに落とせるのが魅力です。
◾ボトムで移動距離を抑えられる
フットボールヘッドは、下方向に行こうとするベクトルが強いのでボトムに食い込むようなイメージで移動します。よって、他のリグと比べて同じアクションをしても移動距離を抑えることが可能です。
◾スナッグレス性が高い
オフセットフックをセットできるので、根がかりにくいのもポイントです。通常、テキサスやラバージグで狙うようなカバー撃ちも得意。垂直にフォールするので攻めたいポイントに確実に落とすことができます。
◾ワームの自由度が大きい
フットボールヘッドとオスセットフックの連結部がスプリットリングや専用ワイヤーで接続されているので、ワームの自由度が大きいのも特徴。
スイミング時のワーム本来のアクションや、ボトム着底時の倒れ込みアクションも簡単に引き出せます。
◾スイミングでレンジキープしやすい
フットボールヘッドは真下に方向にフォールしようとするので、ミノストしたときに浮き上がりにくいのもポイント。
ヘッドが水を受けて抵抗になるため、操作性が良いのもレンジキープのしやすさに一役買っています。
ジョイント式フットボールヘッドの使い方
ジョイント式フットボールヘッドは巻きでもボトムでも使えるのが魅力です。テキサスリグやラバージグのようにカバーを攻めたり、ボトムのズル引きやシェイクなども◎。
そしてジグストのように、ロッドをシェイクしながら巻いてくる「ミノスト」も非常に釣果が期待できる使い方になります。
もちろんシャッドテールワームをセットしてスイムジグのようにただ巻きで使うのも有効な使い方です。
ジョイント式フットボールヘッドのおすすめ
ザップ バウヘッドTG
フットボールヘッドとオスセットフックが、スプリットリングで繋がっているZAPPU・バウヘッドのタングステンモデル。フックサイズは全ウエイト3/0で統一されており、RYUGIの究極のスタンダードオフセットであるインフィニ(TC)が採用されています。
ヘッドはボトムでの安定性と感知能力を両立させた形状で、ゴミ絡みを軽減するラインアイガードを装備。またウエイトが刻印されているのもうれしいポイントです。
リューギ フットボールヘッドTG
独創的なシンカー&フックを次々とリリースするRYUGIの「フットボールヘッドTG」。
フックセットの方法は、シンカーに装備されたスライド式の専用ワイヤーをプライヤーで摘みだしてフックをセットし、また押し入れるだけ。
キムケンが”ミノスト”で愛用しているだけあり、信頼性も抜群です。
デコイ スイッチボム
シンカーの前後を入れ替えて使用できるスイッチシステム採用のジョイント式フットボールヘッドです。同社のオフセットフック「キロフック ワーム17」がセットされています。
ヘッドの形状特性からスナッグレスモードと、移動距離を抑えたスタックモードに切り替え可能。ワームの自由な可動域はキープしつつ、違った使用感を得たいときにおすすめのジョイント式フットボールヘッドとなっています。
ハヤブサ ジョインテッド シューティングヘッド
ヘッドに知恵の輪のような取り付けパーツを搭載し、プライヤーいらずでワンタッチでフックがセットできるジョイント式フットボールヘッドです。
フットボールヘッドの下部には、ラバーを巻くことができる溝が設けられているので、ジョイント式のラバージグとして使用できるのも魅力。ブラシガードなしのジグは何かと便利に使えると思います。
超便利!ジョイント式フットボール
ボトムタッチの釣りはもちろんカバー撃ちからミノストまで対応してくれるジョイント式フットボールヘッド。優れたスナッグレス性能と、ワームの自由度の高さを利用した様々なメソッドを高い次元でこなしてくれます。ぜひ、タックルボックスに忍ばせておいてください。
コメント