琵琶湖には数多くのウィードが繁殖していますが、そのひとつオオカナダモについて、どのような特徴があるのか、気になったので調べてみました。
ボトムコンタクトのshinです。
オオカナダモ(大分めだか日和HP)
オオカナダモは外来種
琵琶湖のウィードを語る上で、なくてはならないオオカナダモ。本当の呼び名はアナカリスと言い、オオカナダモとは和名になります。
日本原産と思われがちですが、本来は北・南アメリカ、オーストラリアやヨーロッパなどに分布している水草です。
もともとは実験用に持ち込まれた水草なのですが、もはや日本の国籍を取得している感じです。1940年代には山口県で野生化しており、1970年代に琵琶湖で大繁茂して問題となりました。
メダカや金魚を水槽で育てる時に、よく使用されるので、金魚藻と呼ばれることもあるみたいです。私は金魚藻はまた別の水草だと思っていました(笑)
完全に水中で育ち、適度な太陽光のもとで育つと、ダークグリーンになります。葉の形は広針形をしていて3~6枚の葉を輪生させるという形をしています。外来種のコカナダモや在来種のクロモより大きいです。(クロモは在来種だったんですね(www))また葉の鋸歯やねじれ具合でそれらの種との区別ができます。
オオカナダモは長いものでは、全長1mを超えるものもあります。(というか琵琶湖のオオカナダモってもっと長いですよね(笑))
オオカナダモはエイリアン
オオカナダモの特徴のひとつとして、環境の変化にとても強いことがあげられます。
水質が悪い水域でも、枯れることはなく、低温に強く、冬季も枯れずに越冬します。他のウィードが全滅するような水質の悪いところでも、オオカナダモだけは生き残るとされています。
オオカナダモが繁殖するボトムは割と柔らかい底質なことが多いです。(逆にハードボトムに繁殖する代表的なウィードはエビ藻です)
雌雄異株で日本へは雄株のみ定着している。栄養繁殖が盛んで殖芽や茎葉切片から繁殖しコロニーをつくります。(カナダモドームがこれにあたりますよね)
在来水草との間には主として光を巡って競合が起きているみたいです。(人間界でいうと、となりにマンションが建ったことによる日照問題のようなもの!?)
また生態系被害防止外来種リストにより、「重点対策外来種」に指定されている。(ブラックバス同様外来種なんですね)
さいごに
オオカナダモについてしらべてみました。ドーム打ちに代表されるように、ブラックバスはオオカナダモが大好きです。
最近琵琶湖では藻狩り船が頻繁に出動して、一生懸命に藻を刈っていますが、オオカナダモは切れ端からも繁殖するという、絶望的な生態をもっていることが分かりました( ´艸`)
滋賀県は税金をもう少し大切に使ってくれること願ってやみません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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