琵琶湖から全国に広まったカバースキャットのボトムジャーク。ほぼ一年中使えるメソッドとして定番のテクニックになっており、各メーカーからボトムジャークに適したワームが次々と発売されています。
そこでこの記事では、ボトムジャークにおすすめのワームをご紹介。ボトムジャークのやり方も解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
ボトムジャークとは
ボトムジャークとは、デプスのカバースキャットをはじめとした高比重ワームを、ノーシンカーでボトムまで沈めてジャークするメソッドのこと。2ジャーク&5秒ポーズが基本アクションで、ボトムでドッグウォークさせるのがひとつのポイントです。
ボトムジャークのやり方
- 遠投して着水したらラインをアングラーと一直線にして水面に置く
- ワームと一緒にラインもボトムを這わせるように沈める
- ラインを張らず緩めずのテンションまで巻き取る
- 2ジャーク&5秒ポーズ
- 再度ラインを張らず緩めずのテンションでアタリをきく
- アタリがあれば巻き合わせ→アタリがなければ2ジャーク&5秒ポーズを繰り返す
あまりボトムから浮き上がらせず、砂煙を立てるイメージでやるのがおすすめ。2ジャーク後のポーズの時間はもっと長め(15〜30秒)にとってもOKです。また、ズル引きを主体にして時折ボトムジャークを織り交ぜるのもアリだと思います。
アタリの出方は3パターン
ボトムジャークの釣りでのアタリの出方は3パターンあります。それぞれの対処の仕方もチェックしてみてください。
- アタリ→ラインが引っ張られる
- アタリ→ラインが動かない
- アタリ→アングラーの方へ向かってくる
- の場合は、バイト後に魚が走るパターン。群れで居る可能性が高い。アタリがあったらクラッチを切りラインをある程度出したら巻き合わせをする。
- の場合は、コンッとアタってその場で魚が留まるパターン。魚が一番デカイパターンで、ダルダルのラインの中に違和感だけがある感じ。少しだけラインを巻いてアタリをきき、1と同じく巻き合わせをする。
- の場合は、アタリがあっても魚が持って行かず、次のジャークを入れた時にラインにテンションがかからないパターン。対処が一番むずかしい。こっちに魚が走っているのをイメージしながらラインを回収し魚の重みを感じたら巻き合わせをする。
ボトムジャークにおすすめのタックル
ロッド:使用するワームの重量によりますが、綺麗にドッグウォークさせられるパワーのベイトロッドがおすすめ。MH〜Hアクションが一般的です。
リール:アタリがあったらラインスラッグを素早く巻き取ってフッキングする必要があるため、XG(エクストラハイギア)のベイトリールがベター。手持ちのリールで一番ハイギアなモデルがおすすめです。
ライン:琵琶湖のプロガイドは、ハードタイプのフロロカーボンライン20lbを推奨しています。おかっぱりの場合は14lb〜16lbでも◎。
ボトムジャークにおすすめのワーム
デプス カバースキャット3.5インチ
重さ | 約16.5g |
推奨フックサイズ | オフセットフック #5/0 |
一番人気の3.5インチの他に4インチと2.5インチのラインナップ。圧倒的な実績を誇るボトムジャークの元祖的存在のワームなので信頼して使い続けることができます。
ハイドアップ スタッガーローラー 3.3インチ スリム
重さ | 約24g |
推奨フックサイズ | オフセットフック #5/0 |
3.3インチスリムと謳っていますが、自重は約24gと超ヘビー。ボディ全体に纏ったリブはジャーク時に強く水を押し、カバースキャットよりも強い波動でバスにアピールできます。
一誠 沈み蟲 3.2インチ
重さ | 約18g |
推奨フック | マルチオフセット #6/0 |
とにかく釣れる高比重ワームとして知られている「沈み蟲」。もっちりとした柔らかマテリアルが特徴で、左右の脚のピリピリアクションが魅力です。
シグナル マンバ
重さ | 18g |
推奨フックサイズ | オフセットフック #5/0 |
ボトコンに最適なバックスライド系ワーム「MAMBA」。琵琶湖のデカバスハンター・奥田学さんが多様するフルボトム コンタクト リアクション(通称ボトコン)メソッドに欠かせないワームとなっています。
ジークラック イモリッパー 95 スーパー高比重
重さ | 16g |
推奨フックサイズ | オフセットフック #5/0 |
通常モデルより塩、アミノ酸、フレーバーの配合率を20%増やした70%モデルのスーパー高比重ver.。極小ピンテールが特徴で超微波動でバスを誘います。
フィッシュアロー ヘビープープ 3.6
重さ | 18g |
推奨フックサイズ | オフセットフック #5/0 |
ソルト配合率30%配合の高比重マテリアル採用のスティックベイト。自重は18gのヘビーウエイトを実現し、圧倒的な飛距離も魅力。安定した水平フォールもポイントです。
ゲーリーヤマモト イモグラブ90
重さ | 約18.5g |
推奨フックサイズ | オフセットフック #5/0〜#6/0 |
イモグラブに待望の90ミリサイズが登場。気が遠くなる遠投性能で、対岸のブッシュや沖のブレイクを狙い撃ちできます。釣れるゲーリー素材でのボトムジャークを試してみてください。
ジャッカル カバークロー グランデ 4.5
重さ | 19g |
推奨フックサイズ | オフセットフック #4/0 or#5/0 |
スーパー高比重ボディにアームなどのパーツが装備されたクロー系ワーム。順刺しで抑え気味のボトムジャーク、バックスライドセッティングで移動距離を抑えたテーブルターンが可能です。
◾自作におすすめ↓
レイドジャパン フルスイング5インチ
重さ | 19g |
推奨フックサイズ | オフセットフック#5/0 |
テールをカットした「カットスイング」としてボトムジャークに使用可能。オフセットフックを逆刺しして使います。製品化してもいい程の実績と完成度を誇っています。
エバーグリーン ヘッドシェイカー5インチ
重さ | – g |
推奨フックサイズ | オフセットフック#5/0 |
テールをカットした通称「イモシェイカー」として使用します。上記のフルスイング5インチ同様、コンディションの良いバスを引き出してくれるのが魅力。
ボトムジャークでデカバスを攻略!
カバースキャットがボトムジャークの釣りにおいてベンチマーク的存在になりますが、他メーカーのワームでも、微妙に異なった”シルエット&波動”でアピールできるためバスにとっては新鮮。まだバスがあまり見慣れていないワームでボトムジャークするのも非常に有意義ですよ。
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