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ワイルドルアーズ「ワイルドビート」。要注目のジャイアントベイト 必殺のサブロクとは?

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出典:キングフィッシャー

近頃、私のインスタのタイムラインにインパクトのある魚が頻繁にあがってくるのですが、その脇にはかなりの確率で同じルアーが横たわっています。

驚異のビッグバス率を誇る「ワイルドビート」というジャイアントベイトをご存知でしょうか?

ロコアングラーの間で密かなブームになっていて、これまでのジャイアントベイトとはまるで違うコンセプトのルアーです。

なんでも「サブロク」なる秘技が、モンスターを狂わせるとか!?

今回はそんな激しく気になるジャイアントベイト「ワイルドビート」に迫っていきます。

ワイルドビートのスペックは?

池原ダムや七色ダムを擁する奈良県に拠点をかまえるワイルドルアーズ社。ハンドメイドルアーブランドとしてコアなファンがついているブランドです。

ウッドから生み出されるビッグベイトおよびジャイアントベイトは、その美しい仕上がりから各地のビッグベイターの支持を集めており、今回紹介する「ワイルドビート」はワイルドルアーズ初の量産モデルとなります。

そのスペックは次の通り。

メーカーワイルドルアーズ
サイズ約285mm
ウエイト約186g (約6.5oz)
タイプスローシンキング(フローティングもあり)
アクションウォブンロール
レンジ0,4m〜1m
フック#1〜#1/0
価格12,000円

これだけみると、「なーんだ、よくあるジャイアントベイトのスペックだな」と思いますが、ワイルドビートには他のルアーとは違う特徴が。

ワイルドビートの特徴は?

出尽くした感のあるビッグベイト&ジャイアントベイトですが、ワイルドビートは他のルアーとは異なるコンセプトを掲げています。

従来のアプローチに限界を感じているバサーの方は、ワイルドビート独自の特徴をぜひチェックしてください。

薄い板形状のジョイントボディを採用

ワイルドビート最大の特徴は、板形状のジョイントボディ。語弊があるかもしれませんが、ほぼ板です。

しかし、この板形状のジョイントボディはジャーク時の初速のスピードを出すためのもの。

この薄いボディはこれまでのリップレスタイプのビッグベイトやジャイアントベイトとは異質のキレを生み出します。

また、他のジャイアントベイトには真似できないフラットボディによる強烈な水押しも見逃せないポイントです。

リアクション特化型ジャイアントベイト

ワイルドビートは素早いアクションによるリアクションバイトで、天才バスに口を使わせることに最も重点をおいています。

驚異的なレスポンスは、なかなか口を使わないビッグバスのバイトを誘発。ボリュームのある物体がこれまで見たことのないスピードで移動する…。

今のところ、ワイルドビートしかできない芸当かもしれません。

使い方は?

ただ巻きでは普通のS字を描きますが、基本的にジャークを多用します。水中ドッグウォークやヨコヨコをはじめ、サブロクという必殺の武器も。リップレスならではの、多彩なバリエーションが存在します。

ショートジャーク

ここぞというストラクチャーに対して、ジャークの幅を短くしたアプローチが有効。ヨコヨコでタイトにトレースすることも可能です。

ロングジャーク

ワイルドビートの最も基本的な使い方。1ジャークで、3〜4メートル飛ばすイメージでロングジャークを入れることで、異次元のハイスピードアクションを繰り出せます。

ジャーク&ストップ

アクションに緩急をつけて、誘うのもアリ。普通のジャークで反応しないときにおすすめです。食わせの間をつくってバスにバイトさせるきっかけを与えてみましょう。

ヨコヨコ

右右右、左左左とトレースコースを変えるヨコヨコも得意。オーバーハングの中や、壁沿い、岸ギリギリを攻めるのに効果的です。

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180°(ワンエイティ)・360°(サブロク)ターン

ロッド操作で大きな円を描くようにワイルドビートをまわす技です。ルアーの頭の位置を調整すれば、任意の方向にまわすことができます。

チェイスしてきたバスにかなり有効。見たことのない動きにデカバスも思わず口を使う必殺のテクニックです。

個人的に、サブロクを練習して習得してみたいと思いました。

タックルは?

6.5ozのルアーを高速ジャークできるタックルはどんなものを用意すればいいのでしょうか?特殊な使い方をするワイルドビートを操るには、やはりそれなりに特殊なタックルが必要になります。

ロッドは?

ワールドルアーズがリリースしている「PREST」というロッドが、ベンチマークになります。

このロッドは対モンスター用に開発されたショートロッド。300g〜1kgのビッグベイトまで扱えるロッドで、ワイルドビート開発者の杉山さんのインスタ(@simbaiter.81)では、かなり硬いロッドという記載が。

ティップもジャークのレスポンスとフックキングが考慮され、硬めとのこと。

アンダー200gのワイルドビートですが、これくらい硬めのロッドじゃないとキレのあるハイスピードアクションが出せないんでしょうね。

プレストは1ピースモデルが最初に出荷されていますが、現在は品切れのよう。生産は不定期に行われているようです。

2021年5月現在、ワイルドルアーズWEB SHOPではプレストの2ピースモデルが販売されています。気になる方は要チェック!

ロッド:「PREST / 2ピースモデル」

WLCR-63XHPB-2 / 全長194cm / グリップ長390mm / 重量 約287g

他社でマッチしそうなロッドはないのかというと、私の少ない知識で思いつくのは、デプスのストロングマインド、ストロングジャーク、ツララのアンドレJr。ちょっとオーバースペックな気がしますが、マッチしそうです。

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ラインは?

ラインはワイルドビートの使い方によりますが、おそらくモノフィラだったら40lbから60lbPEでしたら5号以上が必要でしょう。

ナイロン・フロロ・PEを状況によって使い分けるといった感じでしょうか。

スローフローティング・サスペンドなら沈みにくいPEかナイロン。スローシンキングならフロロでもいいような。

ワイルドビートの生みの親、ワイルドルアーズ@simbaiter.81氏は、PE5号+リーダーにナイロン40lbというセッティング。

ライン設定は最も悩ましい問題です。使い方によって変えていくのがいいでしょう。

リールは?

ワイルドビートの特性を最大限活かすのなら、太いラインを巻けるエクストラハイギア一択になるかと思います。

@simbaiter.81氏のタックルはスコーピオンMD。他ではアンタレスDCMD、ビーストロケット、タトゥーラ300あたりが候補に入るでしょうか。

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まとめ

出典:ヤフー・ジャパン

ハイスピードジャークでリアクションバイトを狙うワイルドビート。他のビッグベイト&ジャイアントベイトとは一線を画すそのコンセプトは、これまで反応させられなかったモンスターバスをバイトに持ち込むポテンシャルを秘めています。

使い手を選ぶルアーではありますが、興味をもった方はぜひチャレンジしてみてください!

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