2019年の琵琶湖は「釣れない」でした
2019年。1月から釣りを続けてきて感じたことは、「釣れない」でした。
真冬は基本釣れないので、特に何とも思っていませんでした。暖かくなり始めたら、それなりに釣れてくるだろう・・・。
しかし、誰もが心躍るスポーニング期の3月~5月に入っても、釣れないという感覚は続きます。もちろん全く釣れないという訳ではなく、ポロポロとは釣れます。
でも、爆発力というか50upが数本とか、例年なら数回ある「良い釣りできたね」という日がありません。
そして、スポーニングも終わりに差し掛かった頃、これは私だけの感想ではなく、どうも釣り人全体の意見として「釣れない」ということが、明らかになりました。
その後も梅雨・初夏・真夏・初秋・晩秋・初冬と年間を通じて、釣果が振るわないまま、この記事を書いている2019年12月も終わりを迎えようとしています。
琵琶湖トーナメントの上位ウェイトは下がっていない
とは言え、もちろん釣れているポイント、アングラーは常に存在していて、琵琶湖で行われるトーナメントの上位のウェイトは例年と変らなかったと言います。
なかでもディープストリームのkenDさんのウェイトは驚異的でした。確か5本で20キロ弱汗
これは少し安心できるデータです。
ということは、しっかりアジャストできれば、釣れるということです。そして、アジャストできなければ、全く釣れないとも言えます。
野球で例えるなら、2019年の琵琶湖はストライクゾーンが狭くなったということになります。
例年まではこのストライクゾーンが広かったので、少しくらいズレたことをしていても、釣れていました。
しかし2019年の琵琶湖はこのストライクゾーンが狭くなったせいで、釣れるときはすごく釣れるけど、釣れない時は全く釣れないという釣果の二極化が起こっていたんだと思います。
二極化の原因は?
この二極化がなぜ起こっているのかですが、まずは①ウィードの減少が真っ先に思い浮かびます。これによる影響か分かりませんが、ブルーギルが少なくなりました。
そして、②ブラックバスの数も少なくなっているのは、各琵琶湖ガイドプロの意見として一般的です。
バス自体の個体数が減っていくなかで、ウィードの減少による釣り方の変化にも対応していかなくていけなくなっています。
しかし、全く釣れない訳では無く、上手くアジャストできれば釣れ、外せば釣れない。
これが二極化になっている原因かもしれません。
かといって、これが否定的な現象かというと、ちょっと違います。
変化していく琵琶湖、釣り方も変化していく
先日のキムケンガイドから出たナナマルは、琵琶湖のバスの巨大化は現在進行形で進んでいるものと思わせてくれました。
そして、2019年10月は例年とは違った現象が起こっていました。
木浜エリアの大船団が一ヶ月以上も続いたのです。
木浜エリアにワカサギが大量に流れ込み、これが一ヶ月以上も木浜に留まり、I字形の釣りを中心に釣れ続いたのです。
私もこの時期に木浜にボートを出して釣りをしたのですが、今までで一番ボイルを見ました。
そして、I字形で永遠に釣れ続けたのです。一時は、南湖復活か!?と予感させる現象でした。
琵琶湖のカモメ?だと思うんですが、ワカサギの群れが水面付近まで浮いてくると、群れをなして襲い始める光景を何度もみました。
ワカサギが群れているところに行けば、小バスが入れ食いというパターンです。体型も北湖体型のお腹パンパンバスばかり。まるで北湖にいるような感覚になりました。
ワカサギパターンは例年なら北湖で成立するものなのですが、なぜか2019年は南湖の木浜で起こりました。
たまたま今年はワカサギが北湖から南湖に入ってきただけなのか、そうせざる得ない何らかの自然現象があったのか、これが何を意味するのかは分かりませんが、興味深い現象だと思います。
ターニングポイントを向かえた2019年の琵琶湖 今後はどうなっていくか:まとめ
この事例をどう繋げていいものか、正直分かりませんwすいません汗
しかし、ナナマルを仕留めたディープクランクにしろ、ワカサギパターンにハマったI字形にしろ、釣り方もよりシビアに的を絞っていかなくては釣れない時代に突入しているのは確かです。
巨大化して賢くなっていくバス。年々センシティブになっているアベレージサイズ。そこに個体数の減少。
極端に言えば、
・ポイントと釣り方のアジャストができれば、特大サイズがたくさん釣れる
・アジャストできなければ、全く釣れない
ザクッと言えば、こんな感じになります。そんな2019年の琵琶湖に通った私ですが、数少ない釣行で確実にバスを手にしたいという思いが強くなりました。
今後は悲観的になるのではなく、今までの釣りのスタイルをちょっと見直してみるのもアリかなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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