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「琵琶湖の深呼吸」全層循環とは

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滋賀県琵琶湖環境科学研究センターによると23日、琵琶湖の上層と下層の水が混ざる「全層循環」が確認されたと発表しました。

下層にまで酸素が行き渡ることで生態系が維持され「琵琶湖の深呼吸」とも呼ばれます。

今年度は過去10年で最も早く、昨年末の冷え込みや台風などが影響したとのことです。

ボトムコンタクトのshinです。

古代湖の営み

今回は少しマジメ!?な話題です(笑)

琵琶湖が深呼吸していることを知ったのは3年位前だったのですが、「全層循環」と呼ばれる現象が自然と起こっているなんて、改めて琵琶湖ってすごい湖だなと思います。

琵琶湖が形成された時期は、約400万年~600万年前。現在の三重県伊賀市平田に地殻変動によってできた構造湖で、このため伊賀地方は土質が農業に不適で、生計を立てるための特殊技能集団がやがて忍者を発生させたと言われています。

湖は次第に北へ移動し、甲賀市などを経由し、比良山系によって止められる形で現在の琵琶湖の位置に至ったそうです。琵琶湖は世界の湖の中でも、バイカル湖やタンガニーカ湖に次いで成立が古い古代湖であるとされています。

しっかりとした冬の冷え込みは南湖への恩恵をもたらす

琵琶湖北湖で全層循環が起きないと湖の酸素濃度が低くなります。そうなると北から南への湖流がある琵琶湖の南湖にとっても生態系に与える影響は大きくなります。

そうなるとブラックバスやその他のベイトフィッシュの生態にも影響するわけで、この全層循環にここ数年注目するようになっていました。

地球の温暖化によって、四季の境目がぼやけ、極端な気候になりつつあると感じる昨今ですが、冬季のしっかりとした冷え込みは、なにか少し安心する部分があります。

とはいえ、海流の蛇行により、氷河期が来るかもしれないという説もあるのでなんとも言えませんが、古代からの営みがこれから先も続き、バスフィッシングが楽しめる環境が維持されることを願う今日この頃です。

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2020年も全層循環が完了せず 今年も琵琶湖先輩は厳しいのか?
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