2019年1月28日、草津市下物にあるあの風車が遂に解体されました。
2001年に3億円かけて建設された「くさつ夢風車」。高さ95メートル、羽の直径は70メートルと国内最大級の大きさを誇った琵琶湖のランドマークが南湖から無くなります。
2014年4月から停止していたのですが、耐久年数を迎えたため解体がこのタイミングになったようです。
稼働後5年間は黒字でしたが、6年目から維持管理費が発電量を金額に換算した額を上回り、建設費を含む赤字は約2億5千万円になりました。
草津市の風速の想定は「毎秒4・4メートル」。この数値は琵琶湖博物館にある風速計を公的な計算式にあてはめて算出したものだったらしく、実際は2.9~3.7メートルで式と現実の差があったと市はコメントしています。
南湖で釣りをしていれば、肌感覚として分かるのですが、毎秒4.4メートルも風が吹いているとは思えません。たしかに風が強い日もありますが、赤野井の辺りで平均4.4メートルはちょっと吹きすぎですw
お役所仕事って、なんでこうも見通しが甘いのでしょうか。民間ではあり得ない仕事ぶりです。しっかりした計測もしてないんでしょうね。面倒くさいですもんね。自分のお金じゃないですものね。市民の血税ですもんね。
適当に何億ものお金を無駄にする光景を見ると、毎回毎回腹が立ちます。
この風車の発注先のドイツの会社は建設後に倒産し、部品調達も足かせになったんだとか・・
その会社の経営状況など、全く調べたりもしてなさそうですよね。市とか県が絡む事業って、だいたい多額の赤字を出して終了していきます。公務員も全部民営化でいいのではないかと、いつも思ってしまいます。(公務員の方がお読みでしたらごめんなさい)
私も公務員の友人がいるのですが、真面目に仕事をすればするほど、報われないと嘆いています。要領よく楽をしている人ほど、得をするのだとか・・
話がネガティブになってしまいましたw
風車は南湖で釣りをする時は、なんとなく目印として見てたので、無くなるとちょっと寂しい気がします。湖岸を車で走る時も、風車の位置で、あの辺が赤野井かと確認出来たので便利でした。
解体後は支柱を高さ3メートル残し、4月末からモニュメントとして生まれ変わるようです。
かつてびわ湖タワーにあった「イーゴス108」を思い出すのは私だけでしょうか。今はベトナムで第2の人生を歩んでいるそうな。時代の流れとはいえ、巨大な建造物がなくなってしまうのは、やはり寂しい気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
コメント