今やカバー攻略に欠かせないメソッドのひとつとなっている「バックスライド系ワーム」。カバー撃ちにはジグ・テキサスが一般的ですが、バックスライド系ワームも引けを取らない使いやすさを備えています。
そこでこの記事では、バックスライド系ワームのおすすめをご紹介。購入を検討している方はぜひ参考にご覧ください。
バックスライド系ワームとは
バックスライド系ワームとは着水後アングラーから離れる方向にフォールするワームのこと。この特徴により、カバーの最奥にワームを運べるのが最大のメリットになります。
クロー系やイモ系などさまざまな形状がありますが、比較的高比重な製品が多くノーシンカーでも十分な飛距離とキャスタビリティーを備えているのもポイント。
通常のジグ・テキサスに比べてカバーの中をよりスローに優しく誘えるのが魅力です。
バックスライド系ワームの使い方
◾逆付けセッティングでカバー攻略
バックスライド系ワームは、逆付けノーシンカーでセッティングするのが基本。お尻側にウエイトがくることで、進行方向にスライドフォールしていくのでカバーの最奥にワームを送ることができます。
◾ウエイトを足したいときはネイルシンカーが◎
飛距離やフォールスピードのアップ、強い風や水の流れに対応するならネイルシンカーでウエイトを足すのがおすすめ。シルエットが変わらないのでバックスライド性能はそのままにノーシンカー感覚で使用することができます。
◾基本アクション
バックスライド系ワームで最も集中したいのはファーストフォール。ラインをフリーにしつつ、上手くバックスライドフォールを引き出しましょう。
ファーストフォールで反応がなければ、ロッド操作でエビやザリガニが逃走するようなダートアクションで誘うのも有効。その際、再びバックスライドフォールさせれば、移動距離を抑えた誘いが演出できます。
バックスライド系ワームの出し所
◾有効なポイント
バックスライド系ワームは垂直フォールでは攻めきれないようなカバーで特に有効となります。オーバーハング奥や水中のエグレ、レイダウンの隙間などバスが好むカバー奥までアプローチすることが可能です。
◾有効な時期
カバーがあれば一年を通して有効ですが、特にアフタースポーン期のスローな動きのルアーにしか反応しない時期におすすめです。また、バスがシェードを求めてカバーに入り込む真夏もバックスライドワームが活躍してくれます。
バックスライド系ワームのおすすめ
デプス リバースクロー
無駄なパーツが排除されカバーのスリ抜けが良いシンプルなボディを持つ「リバースクロー」。ソルト含有率30%の高比重マテリアルを採用しており、ノーシンカーでも扱いやすいのが魅力です。
アーム先端に設けられたリブは、フォール中に確実に水を掴み周囲にアピールしてくれます。
デプス スタッブクロー
パンチングに特化したワームですが、バックスライドワームとしての性能も備えている「スタッグクロー」。
非常に硬質なマテリアルと無駄なパーツを排除したフォルムにより、フォールスピードが速いのが特徴です。スリ抜けが良いので入り組んだブッシュなどを撃つのにおすすめ。
一誠 沈み蟲
高比重マテリアル採用の人気急上昇中の実力派ワームです。オフセットフック使用のノーシンカーでは水平フォール、ボディの太い方にネイルシンカーを装着すればバックスライドワームに変身。
細かく動く三対のアームがフォール中やアクション時にピリピリと艶かしく動きバイトを誘発してくれます。
ジャッカル カバークロー グランデ
自重約19gを誇る超高比重マテリアル採用のソフトベイトです。逆刺しセッティングのノーシンカーリグでバックスライド、順刺しセッティングのノーシンカーリグでは水平フォールを演出。
ナチュラルかつ繊細に動く各パーツは、波動の異なる水押しで食い渋るバスにアピールしてくれます。
ジャッカル RVドリフトクロー
水中に漂う「滞空時間」を長くすることをコンセプトに開発されたソフトベイトです。高比重ながら、扁平ボディとフラットテールが水の抵抗を受けることでよりスローなフォールを実現。狭いスポットでもより長くワームを見せることが可能です。
ガンクラフト ボトムスライド
抜群のバックスライド幅と安定姿勢を実現した高密度・高比重ソルトインマテリアル採用のバックスライドワーム。キャストが困難なポイントの最奥にアプローチさせる為、着水後の姿勢とバックスライド幅に徹底的にこだわり設計されています。
2本のアームと触覚はスライドフォール中はもちろん、ボトムステイ時のわずかな水流でも艶かしく動き、周囲のバスに絶えずアピールし続けます。
レイドジャパン バギークロー
圧倒的なロングキャスト性能とナチュラルなフォールスピードを両立させた高比重バックスライドワームです。対カバーへの耐久性を保ちつつ、魚を誘う艶めかしさを残したマテリアル硬度も秀逸。
4本のロングアームはナチュラルなアクションを生み出し、適度な水絡みで水中での操作性にも貢献。ノー感じになりがちなバックスライドゲームにおける集中力を持続させてくれます。
ゲーリーヤマモト ヘビーカバーフォットイカ
バルキー系高比重ワームの定番にしてバックスライド系ワームの代表的存在の大人気ワーム。本製品は耐久性に優れたセミハードマテリアルを用いたファットイカのスペシャルモデルです。
ラフに扱ってもワームが避けにくいので、フルキャストでカバーを攻めたい状況にもおすすめ。
ゲーリーヤマモト ハガー
イヨケンプロデュースのザリガニをイミテートしたバックスライド系ワーム。自重は約12.5gありロングキャスト性能と大きなバックスライド幅を実現しています。
テナガエビを思わせる長い爪が特徴で、左右に装着された短いアームは平行バランスを保つスタビライザーの役割も。バックスライドはもちろんジグのトレーラーやフリーリグとも相性バツグンです。
ゲーリーヤマモト×ティムコ バックスライドホッグ
ノーシンカーで威力を発揮するゲーリーマテリアル採用のバックスライドワームです。バランスが追求された扁平ボディと各パーツは安定したバックスライド幅を実現。
自重は10gに設定されており、軽過ぎず重過ぎずの重量はベイトタックルはもちろんスピニングタックルでの使用も可能になっています。
ボトムアップ ハリースライド
バックスライドフォールと自発的アクションを高い次元で実現させたボトムアップ渾身のソフトベイトです。食わせ力に長けたコンパクトなサイズ感と、メインの爪とサイドのレッグによるファーストフォール後のバイト誘発力も魅力です。
ディスタイル ディキャプチャー
あらゆるリグに対応するマルチな性能をもちながら、逆付けバックスライド仕様でも活躍してくれるソフトベイトです。
マテリアルは二重構造になっており腹側は高比重、背中側は低比重マテリアルを採用し、キレのある安定したアクションを実現。チャターのトレーラーやミドストにも相性が良いので、一つあれば非常に重宝するワームとなっています。
OSP ドライブショット
バックスライドセッティングで高評価を得ているドライブスティックのデメリットを解消した、OSPのもう一つのバックスライドワーム「ドライブショット」。
ドライブスティックの基本性能は継承しつつ、より広範囲をスピーディーにカバーの種類を選ばずにストレスなく攻めていけるのが魅力です。
エバーグリーン エッジブレイカー
扁平アームの波打つようなアクションが特徴のクローワームです。フリーリグに完全対応しながらバックスライドでも威力を発揮する二刀流。
バックスライドセッティングではライトリグを見慣れたスレバスに考える間を与えないようフォールスピードはやや速めに設定されています。2本のフラットアームがブレーキの役割を果たし移動距離を抑えた誘いが可能です。
ダイワ ボスクロー
逆刺しでバックスライド、順刺しでフリーリグなどに使用できるクローワームです。高比重ソルトインマテリアル採用でキャスタビリティも◎。
先端が垂直に立ち上がった爪はフォール時にバタバタとアクションし、周囲のバスに効果的にアピールします。
メガバス TKツイスター バイオス
VIOSミネラルマテリアル採用の、TK TWISTERシリーズ最高比重なソフトベイト。バルキーなボディと甲殻類を思わせる2本のテールの組み合わせでバイトを誘発します。飛距離が欲しいときや水の流れが速い状況におすすめです。
バークレー パワーグライダー
キムケンプロデュースのバックスライドワーム。高比重マテリアルとノンソルトマテリアルの2重構造で飛距離と針持ちの良さを両立しています。
アーム部はカバーに擦れても裂けにくいノンソルト素材、ボディ部はウエイトを持たせた高比重素材で構成。フォール時はしっかりと水を噛みスローにフォールするボディデザインを採用し、バックスライドに求められる性能を兼ね備えたワームとなっています。
ジャクソン バックスライドクラーケン
ボディー部とスカート部を別型成形し、パーツ毎に高比重マテリアルとノンソルトマテリアルを使い分けた二層構造を採用したバックスライド系ワームです。扁平ボディにサイドフィンを設け、長いスライド幅を実現しています。
バックスライド系ワームを使いこなそう!
誰も撃たないようなカバーの最奥に送り込めるバックスライド系ワーム。魚に向かっていくリグの特性は、他のリグでは真似のできない芸当です。これまで取り逃がしていた魚が居たかもしれないと感じる方は、ぜひ一度バックスライド系ワームを使ってみてください!
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