季節の中で状況変化が一番激しくなる秋の琵琶湖。水深の浅い南湖の場合、特にターンオーバーになった時は「デスレイク」と呼ばれるほど、魚の反応が得られにくくなります。
そんな秋、琵琶湖には北湖という選択肢があります。
狙いは河口に集まるアユ
琵琶湖のガイドさんもこの季節は南湖ではなく、北湖専門になるガイドもいます。それほど、秋の南湖は釣れなくなるということなので、南湖に固執せずに、北湖に足を向けるののも琵琶湖を知る上で有意義かもしれません。
かく言う私もずっと南湖に固執してきた一人ですw。ボートでの釣行で北湖は敷居が高いんですね。20フィートクラスのバスボートじゃないと、風と波がきつい北湖は危険となるからです。
とは言え、おかっぱりではちょいちょい北湖で釣りをしています。主に東岸になりますが、おかっぱりでも十分に楽しめます。秋は北湖のおかっぱりアングラーが増える季節です。
特に秋には河口にアユが集まるので、タイミングがあえばおいしい思いができるかもしれません。おかっぱりからでも十分狙えるのが、秋に北湖を攻めたい理由のひとつです。
ただ北湖での釣りは基本、忍耐が必要です。魚の密度が薄い北湖では、魚が回ってくるタイミング次第みたいなところもあるからです。
しかしタイミングさえあえば、コンディションの良い魚が多く、小さくてもボテボテのバスが釣れることが多いので、釣れた時の満足度は高いです。口が小さくメタボ体型の綺麗な魚体は北湖独特なので、これに魅了されて通うアングラーも少なくないかもしれません。
まずはピエリ裏から、そして東岸ロックエリアへ
北湖東岸でまずオススメなのは比較的釣りがしやすいピエリ裏です。ここはなだらかなシャローフラットが広がるエリアで変化は少ないですが、ヘビキャロやテキサスで微妙な変化を見つけながら釣りをすると面白いです。
また琵琶湖大橋の橋脚の麓まで行けるので、琵琶湖一の巨大マンメイドを攻めることもできるという、非常にポテンシャルを秘めたポイントと言えます。
ピエリ裏から北上すると野洲川河口、鮎や前とやはり秋に攻めたいポイントがあります。そして、近江八幡の長命寺川河口、そこから始まる東岸ロックエリアが続きます。
ロックエリアとえば、怪獣クラスのバスが狙える好ポイントですが、おかっぱりでも攻められます。ただし、足場は自然むき出しで非常に悪いので、釣行の際には十分に注意してください。
ここまで来ると難易度は高くなりますが、雄大な北湖の景観が広がり、それだけでも癒やされます。そこへモンスターバスという夢もあるという北湖。琵琶湖のバスフィッシングの懐の深さを感じに、秋に北湖という選択肢はいかがでしょうか。
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