出典 ルアーショップおおの
ルアーショップおおのさん オリジナルロッド「アリヴェール72」
デス6のミドストに適したロッドを模索するシリーズの第5弾です。
ルアーショップおおのさんのオリジナルロッド「アリヴェール」。その中でもミドストに特化したロッドとして作られたのが、「アリヴェール72」です。
私も気になっていたロッドのひとつだったのですが、先日、中古の釣具店で店頭に並んでいるのをたまたま見つけて、触ることができたので実際に振ってみた感想を書いてみたいと思います。
まずアリヴェール72には全く同じブランクスで、ステンレスガイドモデルとチタンガイドモデルの2種類が存在します。
ステンレスガイドはガイド数7個。チタンガイドはガイド数9個となっています。
重量的にはステンレスよりもチタンの方が軽いです。よってガイドの素材によってティップの振り幅に違いが出る狙いがあります。
今回触ることができたのは、ステンレスガイドの方でした。ガイド数はチタンより少ないですが、ロッドの重量はステンレスの方が重くなっています。
感想は、振った瞬間「ダルンダルン」やん!でしたw
ミドスト専用ロッドと言えるプランクス
出典 ルアーショップおおの
アリヴェール72はミドスト専用ロッドということは知っていたので、興味津々で振ってみたのですが、予想以上にその振り幅は大きく、一昔前の名古屋釣法と呼ばれる釣りに適したロッドという印象を受けました。
昔の名古屋釣法のビデオに出ていたロッドのベナべナ感に似ていて、まさに何もない中層をただロールさせてくるためだけに特化されたロッドという印象です。
先に紹介した「バンタム274」や「エアエッジ741MS」はもう少しシャキッとしています。今風の味付けというか、アリヴェール72のステンレスモデルよりも振り幅は小さいです。
ラインスラックは作り難くなりますが、ピッチの速いロールアクションが可能です。アリヴェール72のチタンガイドモデルがどんな感じなのか分かりませんが、もし今買うならチタンモデルの方かなと思いました。
アリヴェール72のステンレスモデルは中層のジグヘッドのスイミングのみに特化したモデルと言えるので、その他の釣りでは使いづらいと思います。
そう考えると、チタンモデルはよりシャキッとしているので、スイミングだけでなく、ハングオフやボトムでのジグヘッドの釣り、ノーシンカーなどにも使えて汎用性があるんじゃないかと思います。
とは言え、アリヴェール72 ステンレスガイドは少ない入力でティップの十分な振り幅を確保できるので、スラックを作るのが非常にやりやすく、一日やり通せるロッドになっていると思います。
北湖のロクマルをターゲットとしているロッドなので、ティップはML、バットはMパワーになっていてロクマルをねじ伏せるパワーがあります。
「アリヴェール72 ステンレスガイド」。ジグヘッドの中層スイミングのみに的を絞りたい時に高次元対応する数少ない特化型ロッドと言えそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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