近年、ナローかワイドかの二極化が進んでいるオフセットフック。どちらもメリットがありますが、幅広いワームに対応できる中間のゲイプ幅を持つスタンダードなオフセットフックの必要性を感じている人も多いはず。
そこでこの記事では、中間ゲイプ幅のオフセットフックをご紹介。タックルが限られるおかっぱりアングラーは、ぜひチェックしてみてください。
オフセットフックとは
オフセットフックとは、ラインアイの下部がZ型に曲がったワーム用フックのこと。このクランクがあることでワームがズレにくくなり、ワーム内部に針先を隠せるので根掛かりを軽減できるのが特徴です。
オフセットフックには、バルキーなワームに対応するワイドゲイプ、細いワームに対応するナローゲイプ、そして今回取り上げる中間ゲイプを持つスタンダードタイプがあります。
ゲイプとは
ゲイプとはシャンクからフックポイントまでの距離のことを指し、この距離が長いほどボリュームのあるワームに向いています。
ワームをセットしたとき、ワームに対して約2倍のゲイプ幅が理想とされており、ゲイプ幅はフッキングの決まりやすさに大きな影響を与えます。
中間ゲイプ幅のメリットは?
バルキーなワームにはワイドゲイプ、細いワームにはナローゲイプが向いているように、中間ゲイプ幅は幅広いワームに対応できるのがメリット。
とくに、さまざまなワームをローテーションするおかっぱりアングラーにとっては、ひとつのフックで数多くのワームに対応できるスタンダードなオフセットフックは必須のアイテムとなります。
オフセットフックのおすすめ
リューギ ザ・スタンダード
「ザ・スタンダード」と名付けられたナローでもワイドでもないベーシックなオフセットフック。線径は太すぎず細すぎず、バーサタイルに使えるのもポイントです。
ハヤブサ ライトニングストライク
岸釣りのスペシャリスト・川村光大郎が求めるすべてを凝縮したスタンダードオフセットフック。考え抜かれた形状でワームとの一体感はもちろん、分厚くかかる抜群の貫通性能も備わっています。
ハヤブサ T・N・S オフセット
世界のT・並木プロデュースのスーパースタンダードオフセットフック。あらゆる形状のワームにセットできて、ホールド力・フッキング性能にも長けています。幅広いサイズ展開でそれぞれのサイズでベストな線径を持っているのも魅力です。
デコイ キロフック ワーム17
20年変わらない品質とフォルムをキープする定番オフセットフック。このオリジナルモデルを起点として、様々な派生モデルがキロフックシリーズとして誕生しています。ルアマガのタックルオブ・ザ・イヤー1位を10回受賞しているのもポイントです。
がまかつ ワーム333
がまかつの中間ゲイブのオフセットなら「ワーム333」で決まり。WORM34R(ナロー)とWORM316(ワイド)の影に隠れて目立ちませんが、王道の形に最高の素材を採用し汎用性を極限まで高めたオフセットフックとなっています。
ザップ ベローズフック
ジークラックの大人気ワーム「ベローズシリーズ」専用のオフセットフック。一番の特徴は”超スタンダード”であること。ベローズシリーズだけでなくストレート系からホッグ系ワームまで幅広くフィットしてくれるのが魅力です。
イチカワ SP HOOK
エッジの効いた高品質なフックを発売している「イチカワ」のオフセットフック。中でもこの”SP HOOK”はスイムベイトやソフトジャークベイトなど横方向に動かして使う釣りに適したモデルとなっています。激しくジャークしてもワームがズレずに針先が出ないフックを探している方におすすめです。
バリバス オフセットマスター ライトクラス
ノーマルからスリムなワームのセッティングにベストマッチする「オフセットマスターライトクラス」。ファインワイヤーを採用することで、刺さりの良さとナチュラルなワームの泳ぎが徹底追求されています。
中間ゲイプでバルキーワームを使うには?
中間ゲイブのスタンダードなオフセットフックで、バルキーなワームを使いたいときはワームにスリットを入れると◎。カッターを使って任意の深さまで切れ込みを入れます。ただし、切れ込みを入れるとワームの耐久性が落ちるので注意が必要です。
スタンダードは正義!
あらゆる形状のワームにフィットする中間ゲイプのオフセットフック。「スタンダード」なフックはあれもこれもやりたくなる岸釣りでは心強い味方になってくれます。ワイドか?ナローか?といった迷いもなくなるので、気になる方は中間ゲイプのオフセットフックをぜひ試してみてください。
コメント