フィネスの代表格であるダウンショットリグに欠かすことができないダウンショットシンカー。底を取ることを基本としているリグですが、ダウンショットシンカーの形状や材質によってそれぞれ特徴があります。
この記事では、ダウンショットシンカーのおすすめをご紹介。選び方や使い方も解説していますので興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダウンショットシンカーとは
ダウンショットシンカーとは、ダウンショットリグに使用することを前提にしたシンカーのこと。
フックの下にシンカーが来ることで、底をとってワームを一点でシェイクしたり、ダウンショットリグ特有の動きをワームに与えたりとフィネスフィッシングに欠かせないリグです。
ダウンショットシンカーの形状で選ぶ
■ラウンドタイプ
ラウンドタイプは、丸型の形状をしたダウンショットシンカーです。最もフォールスピードが遅く、最もボトムでの感度が高いのがラウンドタイプの特徴。ただし、根掛かりしやすい形状なのでゴロタエリアや複雑なカバーでの使用は控えたほうが良いかもしれません。
■ティアドロップタイプ
ティアドロップタイプは、涙型のダウンショットシンカーです。ランドタイプとスティックタイプの中間的な形状をしており、フォールスピードやカバーからのスリ抜け具合も良好で、万能型の機能を持ったダウンショットシンカーとなっています。
■スティックタイプ
スティックタイプは、棒状で水の抵抗を受けにくいためフォールスピードが速いのが特徴。ボトムでの感度は上記2つの形状に劣りますが、根掛かりに強くヘビーカバーを攻略するのにおすすめです。
素材は鉛とタングステンがある
ダウンショットシンカーの素材は、比重の軽い鉛と比重が重いタングステンがあります。タングステンのメリットは、同ウエイトでもシルエットを小さくできるほか、ボトムでの感度も良いのが魅力。デメリットは価格が高いことになります。
一方、鉛はメリットがないように思えますが、リグのフォールスピードを遅くしたい時は敢えて鉛のダウンショットシンカーがおすすめ。比重が軽く表面積が大きいので水の抵抗を受けてフォールが遅くなります。
また、鉛は価格が安めなので、ダウンショットリグを多用する人はお財布に優しい鉛製がおすすめです。
ラインの結束部はハリス止めタイプと環状タイプの2種類
■ハリス止めタイプ
ハリス止めタイプはラインを結ぶことなくワンタッチで装着可能。軽量ウェイトで採用されていることが多いタイプです。
■環状タイプ
環状タイプはラインをしっかり結束できるタイプ。キャストや根掛かり、ファイト時のシンカーのロストを軽減できます。また、直リグやフリーリグなど別のリグへの転用も可能です。
ダウンショットシンカーの使い方
ダウンショットシンカーを使った釣りは、ピンポイントをネチネチと誘ったり、ボトムを感じながらシェイク巻きしたりと幅広い使い方が可能です。
また、琵琶湖ではリアクションダウンショットが流行中で、2ジャーク&1ポーズで小気味よく探っていく釣りが成果をあげています。
ダウンショットシンカーのおすすめ
フィッシュアロー FAダウンショットシンカー タングステン
ハリス止めタイプでラインを挟むだけでセットできるダウンショットシンカーです。魚に違和感を与えにくいマットブラック仕上げ。適度なスタック感のあるタル型デザインを採用しています。また、スイベルレスなので小型化・高感度を実現している点もポイントです。
アクティブ ダウンショットリグシンカー
感度抜群の硬質素材採用のダウンショットシンカーです。ローリングスイベル採用で、糸ヨレを大幅に軽減。また、ラインをスイベルにしっかり結ぶことで、少々の根掛かりにも対応してくれます。
ザップ ダウンショットスーパーウエイト
自動ハリス止め採用で誰でも使いやすい丸型のダウンショットシンカーです。ウエイトのラインナップも豊富で、ボトム感知性能が高いシンカーを探している方におすすめです。
カンジインターナショナル スパイクダウンショットシンカー
適度なスタック感とスリ抜け性能の両立を実現したダウンショットシンカーです。軽量なウェイトでもボトムのわずかな変化を捉えてくれます。また、スタックからの外しでのリアクションを狙いつつ、飛びすぎない形状で移動距離を抑えた丁寧な攻略が可能です。
レインズ TGランドアイスリムダウンショットシンカー
すり抜け性能抜群の大人気スリムダウンショットシンカー。軽量ウエイトにも環状アイを採用しており、直リグやフリーリグなどにも◎。根掛かりが多発するゴロタエリアやヘビーなストラクチャー地帯でおすすめです。
リューギ DSデルタTG
本体断面が三角形となっておりボトムでの意図しない転がりを抑制。不用意な根掛かりによる時間とコストのロスを軽減してくれる使いやすいダウンショットシンカーです。ウェイト表記されているのもポイント。環状タイプなので直リグやフリーリグへの応用にも◎。
チル フリーリグシンカー
フリーリグはもちろんスイベルにラインを結べばスティックタイプのダウンショットシンカーとして使用可能。高比重タングステンを採用しているため、抜群の飛距離を実現しています。
スタジオ100 タングステン ドロップショットカバーリングシンカー
高感度、早くボトムに沈むタングステン採用のダウンショットシンカーです。すり抜けが良いタイプなので、根掛かりやすいポイントで重宝します。感度が命のライトリグと相性抜群のダウンショットシンカーです。
ダイワ バザーズワームシンカーTG ペアーハリス止め
ワンタッチでシンカーがセット可能なハリス止め仕様のダウンショットシンカーです。低重心設計なので、姿勢を安定させやすく、僅かなスタック感で1点シェイクも◎。高比重タングステン採用し、魚に警戒心を与えにくいモスグリーンの塗装もポイントです。
デコイ コツコツ君
ハードマテリアル採用で感度に優れるスタンダードなランドタイプのダウンショットシンカーです。ハリス止めタイプでワンタッチで装着可能。タングステンに比べて比重がやや軽いため、フォール中のバイトも取りやすくなっています。
ジャッカル タングステンシンカーダウンショット
わずかなボトムの変化も逃さないジャッカルのタングステンダウンショットシンカー。オーソドックスなラウンドタイプで魚に警戒されにくいガンメタ系のカラーを採用しています。ハリス止めタイプなのでラインを結ばなくていいのもポイントです。
レイン TGダウンショットシンカー
「高感度」と「使いやすさ」を追求した、比重18.2のレインズタングステンダウンショットシンカーです。ラウンドタイプで0.9gから56gまで揃う幅広いラインナップが魅力。フィネスからヘビーデューティーな釣りまでカバーしてくれます。
バリバス ノガレス TGグレネードシンカー
クイックにウェイトをチェンジできるグレネードシンカーのタングステンモデルです。手榴弾をイメージした特殊形状により、ボトムでの感度が良いのが魅力。ダウンショットだけでなく、リーダレスダウンショットやビッグベイトなどのウェイトチューニングにも最適です。
ダウンショットシンカーに拘ってみよう!
形状や材質によって異なる特徴を持つダウンショットシンカー。感度やフォールスピードに拘ったり、すり抜け感やスタック感に拘ったりと、フィールドや状況によって使い分けることができれば、アングラーの強い味方になってくれます。小さいのから大きいのまで根こそぎ釣りまくってくださいね!
コメント