フィールドに出かけることがなによりも楽しいバス釣りですが、たまにはのんびりと本でバス釣りに接するのも悪くありません。そこで今回はバス釣りに関連した本をご紹介。初心者におすすめの入門書からバスプロのテクニックが学べる本までピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。
- バス釣り本の種類
- バス釣り本のおすすめ
- 基礎から始める ブラックバス釣り入門 (つり情報BOOKS)
- 望月俊典 バスルアー図鑑
- FINAL Ans. of Hook (別冊つり人)
- ブラックバスフィッシング―本場アメリカ流バスフィッシングのすべて
- 奥深きルアー復刻 アメリカンルアー・コレクション入門
- 魔魚狩り―ブラックバスはなぜ殺されるのか
- おひ釣りさま 6 (少年チャンピオンコミックス・タップ!)
- ヒロ内藤「バスフィッシング」
- 「まちがいだらけのバッシング 復刻版: 村田基伝説のバス釣りバイブル」
- 伊藤巧「なぜボクだけが釣れるのか?春夏秋冬秘密のビッグバスパターン40」
- 青木大介「適材適所のルアーセレクト」
- 木村健太「僕たちにはストロングしかない」
- 僕はこうして藤田京弥になった。日本バスフィッシング史の最高傑作を生んだ50の掟
- 琵琶湖バスフィッシング実用ガイド2018
- ABU for LIFE (別冊つり人 Vol. 556)
- 琵琶湖岸釣りMAP 北湖
バス釣り本の種類
ひとくちにバス釣り本と言っても、さまざまな出版物があります。テクニックを紹介する「レクチャー本」や、雑誌と書籍を組み合わせた形態の「ムック本」、そしてブラックバスを取り巻く情報を扱った「ノンフィクション本」など、種類も豊富です。
◾ノンフィクション本
ブラックバスに詳しい著名な書き手が、ブラックバスを取り巻く歴史や社会的または個人の見解を述べている書籍です。ブラックバスの生態や擁護派、害魚派の意見などが展開されています。ブラックバスに対する知識を深めたい方におすすめ。
◾レクチャー・ムック本
釣り関連の雑誌出版社が単行本のような形態で出版している本です。毎月発行する雑誌では扱わないややマニアックなテーマを深堀りしているものが多く、バス釣り中級者〜上級者の方が満足できる内容になっています。ネットやYou Tubeにはない情報を手に入れたい方におすすめ。
◾漫画
バス釣りに特化したものでは「スーパーフィッシング グランダー武蔵」が有名です。バス釣りブームの頃には、たくさんのバス釣り漫画が生まれました。また「釣りキチ三平」のように、さまざまな魚種を扱う中に、ブラックバスをテーマにする回がある漫画もあり、あらゆる釣りの知識がサクッと得られるのも魅力です。
◾雑誌
「Basser」や「ルアーマガジン」など毎月発行されるバス釣り雑誌。その時代の最新のテクニックや新製品の情報を掲載しています。ネット時代であっても、安心して情報が得られる媒体としてなくてはならない存在。バックナンバーを探して読み返すのも有意義です。
バス釣り本のおすすめ
基礎から始める ブラックバス釣り入門 (つり情報BOOKS)
バス釣りの入門書としておすすめ。写真やイラストが丁寧でわかりやすい構成になっています。ロッドアクションやラインの結び方など基本を学ぶには十分の内容。初心者だけでなく、中〜上級者の方も改めて読み返すと、基本に立ち返ることができる入門書です。
望月俊典 バスルアー図鑑
バスフィッシングライター・望月俊典著の眺めているだけでも楽しめる図鑑。長期的な実釣や取材、トーナメントで釣れているルアーを中心に徹底網羅されています。第二次バスブームを経験したアングラーであれば、懐かしい思い出が蘇るかもしれません。これを元に今では手に入らないルアーをフリマで探すのも面白そう。
FINAL Ans. of Hook (別冊つり人)
豪華バスプロ達が、フックについてのみ語っています。バス釣りで使用するさまざまなフックの中から、トッププロはどのようにして最適なフックを選択するのか。バスプロ達のこだわりが垣間見えるマニアックな内容になっているので、中級者以上のアングラーにおすすめ。フックで悩みがある方の参考書的な内容となっています。
ブラックバスフィッシング―本場アメリカ流バスフィッシングのすべて
アメリカのバスフィッシングを紹介した先駆け的な一冊。著者はドン・オースター、監修・翻訳は日本のルアー&フライフィッシングのパイオニア、故・西山徹氏。わかりやすく簡潔な文章と美しいカラー写真は見るだけでも楽しめます。随分と昔の本ですが、バス釣りが普遍的なものだと再認識できる内容です。
奥深きルアー復刻 アメリカンルアー・コレクション入門
ヘドンやフルーガーなどのアーリー・アメリカンルアーをハンドメイドで2000個を復刻した著者にしかわからない名作ルアーについての研究書。膨大な数のルアーが作られ、その大半が淘汰されていった事実に驚きます。名作ルアーが生まれた時代背景や文化的側面も学べる良書です。
魔魚狩り―ブラックバスはなぜ殺されるのか
リリース禁止が盛んに叫ばれた頃に話題になった本です。環境省・特定外来生物諮問委員が、他にはない切り口と視点でブラックバス問題に切り込んだ作品。大学の教授でもある著者の水口氏ですが、庶民的で釣り人に近い視点から「魔魚」に仕立てられたブラックバスを取り巻く状況を冷静に語っています。
おひ釣りさま 6 (少年チャンピオンコミックス・タップ!)
OLとして働く女子が、一人で趣味の釣りを楽しむという漫画です。主人公の成長物語ではなく、本当に釣りが好きな釣りガールが様々な釣りに挑戦しています。釣りの解説がしっかり入りつつ、ゆるめのストーリーとキャラのおかげでまったり読める作品。第一話がブラックバス回なのもいい感じ。
ヒロ内藤「バスフィッシング」
ブラックバスの生態を理解するのにおすすめ。長年アメリカで活躍しているヒロ内藤氏がカバーとストラクチャーの違いから解説されています。今も昔も変わらないバスフィッシングの普遍性に気付くことができるでしょう。レベルアップしたい中級者にとって多くのヒントが隠されている教科書のような一冊です。
「まちがいだらけのバッシング 復刻版: 村田基伝説のバス釣りバイブル」
30年以上前に書かれた本ですが、バスフィッシングの本質的な部分を学べる本です。バスだけでなく、ルアーフィッシング全般に通用するノウハウが事細かに解説されています。行き詰まりを感じているアングラーやはじめてバス釣り本を買う方も、ぜひ一度手に取ってみてください。現物が少ないため購読はKindle版がおすすめです。
伊藤巧「なぜボクだけが釣れるのか?春夏秋冬秘密のビッグバスパターン40」
アメリカトーナメントの最高峰・エリートシリーズへ昇格した若手の実力者である伊藤巧のレクチャー本です。160ページにも及ぶ本書には、年間を通して合計40パターンの具体的な情報が解説されています。最先端のテクニックをチェックしておきたい方におすすめです。
青木大介「適材適所のルアーセレクト」
トップトーナメンターの視点から、いかに一匹のバスを釣り上げるかについて、事細かに書かれています。ひとつのルアーを使い込むというよりは、「適材適所」なルアー選択をして、どれだけ多くの魚をキャッチするかというノウハウが学べるので、知識として知っておいて損はない内容です。
木村健太「僕たちにはストロングしかない」
ストロングスタイルの釣りを展開し、見事アメリカツアー・エリートシリーズ昇格を勝ち取ったキムケンの著書。実はフィネスアングラーだったと語るキムケンが、なぜストロングスタイルに行き着いたのかという理由にも言及。春夏秋冬のバスの行動パターンやシチュエーションごとのアプローチなども詳細に記されています。
僕はこうして藤田京弥になった。日本バスフィッシング史の最高傑作を生んだ50の掟
JBのトップカテゴリー参戦わずか2年で国内タイトルを総なめにし、 グランドスラムを達成した若き天才アングラー・藤田京弥。渡米後も破竹の快進撃を続ける男は日々何を考え、実践しているのか。そのエッセンスを288ページの大ボリュームで徹底解剖した全アングラー必読の50の掟。
琵琶湖バスフィッシング実用ガイド2018
琵琶湖で活躍している現役プロガイド達が、自身が得意とする季節毎のビッグフィッシュパターンを詳しく解説しています。さまざまなテクニックや理論が紹介されているので、自分がやってみたい釣りがきっと見つかるでしょう。ひとつの季節にも、これだけの釣り方が通用するのかと、改めて琵琶湖の懐の深さにも気付くことができます。
ABU for LIFE (別冊つり人 Vol. 556)
アブ好きまたはアブの歴史を知りたいアブ初心者におすすめ。アブリールのメンテナンスのやり方や鑑定術など、アブと上手に付き合う術が解説されています。アブフリークで有名だった作家・開高健の特集もあり、アブ愛好家なら必ず手元に置いておきたい一冊です。
琵琶湖岸釣りMAP 北湖
琵琶湖に遠征するアングラー必読の釣りマップ。北湖に精通する奥田学氏が監修、木村建太氏、白川友也氏の協力もと制作スタッフによる現地調査で駐車場や近隣施設の情報が網羅されています。琵琶湖の中でも近年注目を集める北湖攻略の糸口になるポイントマップです。
バス釣り本で知識を深めよう!
おすすめのバス釣り本を紹介しました。バス釣り本の魅力は、エキスパート達の経験やテクニックが体系的に解説されている点。自分の釣りをレベルアップさせたい方や、ブラックバスについての知識を深めたいと思っているアングラーはぜひ手にとってみてください。
⬇Kindle版での購読もおすすめ
コメント