OSPのプロスタッフであり琵琶湖のプロトーナメントBAITなどで活躍する林晃大プロの爆釣劇(リアクションダウンショット)により、一気に人気ワームに駆け上がった「サイコロラバー(ノンソルト)」。
「一体何がそんなに良いの?」と気になっている方もいるかもれません。そこでこの記事では「サイコロラバー(ノンソルト)」のインプレに加えて、使い方やタックルセッティングを解説していきます。
OSP サイコロラバー(ノンソルト)とは
サイコロラバーは元々、元JBプロアングラー田淵秀明氏(フィールドサイド)がトーナメントで使用するために開発したハンドメイドのワーム。
今回紹介するOSP版サイコロラバー(ノンソルト)は、本家サイコロラバーの実力に惚れ込んだOSPフィールドスタッフ峯村裕貴氏がメインで使用していたVol.3(12mm)を、OSPが2022年4月に量産化したモデルです。
本家サイコロラバー(フィールドサイド)は全10サイズですが、OSP版サイコロラバーは現在(2023年6月)12mmのワンサイズのみとなっています。
サイコロラバー(NONSALT)のインプレ
サイコロラバー(ノンソルト)をノーシンカーで使用してみました。カラーはスモークレモン、フックはリューギのフォグショット#4で実釣スタート。
フックと合わせても自重が約2gと非常に軽量のため、とにかく飛ばないのが最初の印象。特に岸釣りではPEラインの使用が必須だと感じました。
ちなみに私のラインセッティングは、PE0.6号にフロロリーダー8lb。飛距離はMAX10メートル強といったところでした。
しかし、ひとたび水中に入れば脅威の食わせ力を発揮してくれ、ギルや小バスがすぐに見に来て口でツツいたりパクっとバイトしたりと良すぎる反応。
そして実釣中に46cmのビッグバスをゲット!ワームにダメージはなく針持ちも良いと感じました。今回使用したカラーのスモークレモンは視認性が良いので、サイトフィッシングにおすすめです。
ベイト(エビや小魚)の姿とはかけ離れたルックスですが、四角いボディに無数のラバーは魚にとって大好きなフォルムなのかもしれません。逃しアクション後のラバーがフワッと広がる感じはエビに見えます。
サイコロラバー(ノンソルト)の一番の魅力はフォールスピードが超スローでワームを目視しながらゆっくりバスを誘える点。
さらにサイコロラバーの面で水を押す構造はクイックかつ移動距離を抑えた「逃し」アクションが可能なので、バスとの絶妙な距離感で勝負できるのもポイントです。
サイトはもちろん、ブラインドでも「ココは居るでしょ!」というポイントで使用するのもおすすめできます。
サイコロラバーの基本情報
サイコロラバー(ノンソルト)のスペック
サイズ | 約12mm |
重さ | 1.7g |
入数 | 4個入り |
フックサイズ | マスバリ#4 |
定価 | 1,155円(税込) |
サイコロラバー(ノンソルト)の特徴
サイコロラバー(ノンソルト)はサイコロの一の目が上面となる台形の形状になっており、面で水を押すことで小さなシルエットながら大きな水押しを発生させることが可能です。
瞬間的にトゥイッチすることで「逃がし」アクションを演出し、バスが思わず追いかけてバイトしまう状況を作ることに長けています。
また、サイコロラバーの見た目は生物界に存在しないシルエットですが、魚を引き付ける能力が非常に高く、小魚やエビなどのベイトフィッシュを気にすることなく、どんなエリアでも使えるのも魅力です。
サイコロラバー(ノンソルト)は非常に比重が軽く、ノーシンカーではスーパースローシンキングで沈下するため、サイトフィッシングとの相性が◎。また、固めの素材が採用されており針持ちが良いのも特徴となっています。
関連動画
サイコロラバー(ノンソルト)の使い方
◾ノーシンカーリグ
サイコロラバー(ノンソルト)で一番おすすめなのはノーシンカーリグ。サイトで使用するのが理想ですがブラインドでも有効。バスの目線までゆっくりフォールさせて2ジャーク1ポーズなどの「逃し」アクションが効果的です。
◾ダウンショットリグ
ミドル〜ディープエリアを探るときはダウンショットリグがおすすめです。2ジャーク1ポーズで誘うリアクションダウンショットは琵琶湖で流行しているメソッド。考え方はノーシンカーリグと同じで、「逃しと喰わせの間」を入れるのがポイントです。
おすすめのタックルセッティング
ノーシンカーリグ
ノーシンカーリグはPEセッティングがおすすめ。メインラインにPEを使用すると飛距離が出しやすく、トゥイッチやジャークのアクションがダイレクトに伝わるようになります。
峯村氏の推奨はPEラインは0.3号、フロロリーダー4〜5lb。ロッドはULなどの柔らかめのものではく、Lクラスでしっかりアクションできるセッティングなのもポイントです。
リアクションダウンショット
サイコロラバーのリアクションダウンショットは2ジャーク&1ポーズが基本アクションです。ラインシステムは好みでOKで良いらしく、林晃大プロは通しでフロロカーボン6lbを使用しています。これは一匹釣った後の結び変えをスムーズに行うため。
リーダーを長く取っているのも特徴的で、これはリーダーの長さ分をジャークするためのもの。ミドルからディープエリアでノーシンカーばりの「逃しアクション」を演出しようとする工夫が垣間見えます。
サイコロラバーで安定の釣果を!
バスが居るポイントで使用できれば、かなりの高確率で口を使わせることができるサイコロラバー。年々IQの高いバスが増加している全国のフィールドにおいて、もし手に入るのなら必ずタックルボックスに入れておきたいソフトベイトの一つです。ぜひ唯一無二の食わせ力を体感してみてください。
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