ダウザー俺達こと秦拓馬氏プロデュースの人気フロッグ「ガヴァチョフロッグ」。釣りよかとコラボした限定カラーが出て一時は手に入らない状態になったことも。
そんなガヴァチョフロッグですが実際の実力はどうなのか?今回はガヴァチョフロッグのインプレとともに使い方や特徴について紹介します。
ガヴァチョフロッグについて
ガヴァチョフロッグはジャッカルからリリースされているポッパータイプのフロッグです。ユーチューブでも人気の秦拓馬氏が監修したことでも有名。2017年に、釣りユーチューバー「釣りよか」とコラボしたことで当時は入手困難になったフロッグです。
またオリジナルのガヴァチョフロッグの他に、喰わせに特化したコンパクトなスピンガヴァチョも発売されています。
ガヴァチョフロッグのインプレ
ガヴァチョフロッグをおかっぱりで使用してみました。使用タックルは6.7フィートXHクラスのロッドにPE55lb+ナイロンリーダー40lb。(フロッグはPE直結が基本ですが、ナイロンリーダー40lbを付けているのはビッグベイトも使用するため)。
ガバチョフロッグを初めてキャストしてみて感じたのはロングキャスト性能の素晴らしさ。他メーカーのフロッグでは届かないポイントを攻められるのは非常に大きなアドバンテージだと感じました。
アクションはというと、定番のドッグウォークでは極めて移動距離の少ないテーブルターン気味の首振りが可能。一点でネチネチと誘え、トゥイッチの強弱でカップによるスプラッシュを発生させることもできます。
また、岸際のストラクチャー周りだけでなくオープンエリアでの連続したドッグウォークも可能で、デプスのスリザークのような強めの引き波を立てて引けるのも発見でした。
↓スリザークの動かし方の解説動画はこちら
またガヴァチョフロッグはポッパー的に使用するのも◎。ラインスラック少なめでジャークすると簡単にポップ音&飛沫を発生してくれます。ヒシモエリアやフローティングマットでもデプスのバスタークのような鋭いポップアクションでアピール可能です。
さらに面白いと思ったアクションが、ロッドによるロングジャークまたはリーリングによるi字引きです。フロッグは水面を真っ直ぐ棒引きされているだけですが、カップで水を受けてウォータードームを作りながら「ドグォー」という低音サウンドを発生します。
アピールが強すぎて使い所が分かりませんが、何かに使えるアクションだと感じました。
ガヴァチョフロッグはポッパータイプのフロッグですが、簡単に首を振らせることができるのが最大の特長だと思います。かと言って、ポッパーとしてのポテンシャルも十分に備えているのがガバチョフロッグの優れている点。
これ一つあれば、ウォーキングもポップアクションも両方できてしまう汎用性の高いフロッグだと分かりました。
ガヴァチョフロッグの基本情報
ガヴァチョフロッグのスペック
◾オリジナルガヴァチョ
サイズ | 69mm |
重さ | 18.0g |
タイプ | フローティング |
定価 | 1,320円(税込) |
◾スピンガヴァチョ
サイズ | 49mm |
重さ | 6.2g |
タイプ | フローティング |
定価 | 1,210円(税込) |
ガヴァチョフロッグの特徴
◾独自カップデザイン
ガヴァチョフロッグの特徴はやはり独自のカップデザイン。バイトを誘発する細かなスプラッシュを発生させつつ、移動距離を抑えたテーブルターンが可能です。
◾三叉シリコンスカート
強いアピールと移動距離を抑えるためのシリコンスカートが三叉にセッティングされており、アクションやストップ時に艶めかしくアピールしてくれます。
◾フッキングメカニズムを追求したボディデザイン&フック形状
ガヴァチョフロッグはフッキングが良いのも魅力。立体的なボディにフックが収められていることで、スナッグレス性とフッキング率の絶妙なバランスを実現しています。
◾キャストコントロールしやすい自重
ガヴァチョフロッグは自重18gとしっかりとした重さがあるため、飛距離が出しやすく、狙ったところにコントロールしやすいのもポイント。フロッグ専用のパワータックルでの操作感も抜群です。
関連動画
ガヴァチョフロッグの使い方
ガヴァチョフロッグはペンシルベイト(首振り)とポッパー(ポップ音・泡)の両方の使い方が簡単にできるのが魅力。
◾ペンシルベイト的に使う
ロッドをトゥイッチさせるとドッグウォーク(首振り)が可能。細かなスプラッシュを伴うテーブルターン気味のドッグウォークでピンポイントをネチネチ誘うことができます。
また、連続トゥイッチでは小魚が逃げ惑うようなドッグウォークが可能で、広範囲をサーチするときに有効です。
◾ポッパー的に使う
ロッドでのジャークもしくはリーリングジャークでは、カップで水を受けポップ音やバブルを発生します。遠くから魚を呼びたいときや、ヒシモやフローティングマットでアピールしたいときにおすすめ。
さらにガヴァチョフロッグは、ロングジャークすると「グワボッ」というデカバスの捕食音のような太いサウンドと、派手なスプラッシュも演出することができるのも魅力です。
フロッグ操作のコツ
トゥイッチやジャークをする際、グリップエンドをヒジに当てるとフロッグを操作しやくなります。特に連続ドッグウォークや、移動距離が短くキレのある首振りをしたいときにおすすめです。
また、グリップエンドをヒジに当てることで長時間トゥイッチ&ジャークを繰り返しても疲れにくくなるのもポイント。フロッグだけでなく、あらゆるルアーに応用が効くのでぜひ試してみてください。
ガヴァチョはスリザークとバスタークの良いとこ取り!?
移動距離の少ないウォーキングと、鋭く力強いポップアクションの両方が可能なガヴァチョフロッグ。個人的には、デプスのスリザークとバスタークを足して2で割ったような万能型フロッグというイメージを持ちました。
遠投性やキャスタビリティにも優れているので、ガチのフロッグマンだけでなくフロッグ初心者の方にもおすすめです。夏の定番であるフロッグゲームをぜひガヴァチョフロッグではじめてみてください。
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