ブラックバスを狙っていて、激しい捕食音と共にロッドに伝わる重量感、激しく抵抗する細長い魚体に襲われたアングラーは少なからずおられると思います。
私も何度か襲われたことがあるのですが、結構デカいやんと思いながら、近くまで引き寄せるとその正体は雷魚なんてことがあります。
外道は外道で気持ち悪いのですが、釣れたらちょっとだけ嬉しいのは私だけでしょうか。
琵琶湖の水路などで、よく釣られているライギョとはどんな魚なのでしょうか。
ルアーフィッシングで狙うのはカムルチー
ライギョ (雷魚、snakehead) は、スズキ目 タイワンドジョウ科 channidae に分類される淡水魚の総称です。英名ではスネークヘッドと呼ばれています。
もともとは日本には自然分布していませんでしたが、カムルチー、タイワンドジョウ、コウタイの3種が移入されたと言われている。
雷魚釣りで狙うのはカムルチーで、朝鮮半島から移入されたとされています。
空気呼吸ができるのも特徴で、溶存酸素量が少ない水環境でも生存できます。
水流が無いか緩やかで、ハスなどの水性生物が生い茂った水域に好んで生息する。湖・沼・池・河川中下流域などに多く生息しています。
朝や夕方の薄暗い時間帯、または水が濁っている時に活発に活動します。
何を食べている?
食性は基本的に魚食性ですが、甲殻類、昆虫類、カエル、カメなどのほか、ときには鳥の雛、ネズミ、蛇なども補食するようです。
カメが居るところには、カムルチーも居る可能性が高いと思います。カメが好む環境はそのままカムルチーとシンクロします。
体長は1メートルに達する個体もおり、本気で狙う場合は本格的なタックルが必要です。
獰猛で引きが強いので日本各地にルアーフィッシングの熱心なマニアが多く、専用の特に太くて強いロッドが各メーカーから販売されています。
どうやって釣るの?
(ピュアフィッシングジャパンHP)
ルアーは主にフロッグですが、生きエサで狙う方法もあるようです。カエル、ザリガニ、ミミズ、コオロギなどを使用します。針にちょん掛けして狙います(ポカン釣り)。
バス釣りでいうなら、ブルーギルのちょん掛けみたいなことですね。
ライギョが生息しているのは、止水域で流れのないエリアになります。このようなエリアは必然的に濁っていて、ハスやホテイアオイといった水面にベジテーションが広がっている場合が多いです。
琵琶湖の南湖周辺で言うと、木ノ浜の水路や下物内湖、帰帆島周りの水路などがあげられます。
タックルはバス用のビッグベイトタックルを流用できます。ただしラインはPEで、リールもカルカッタ300クラスが必要です。
フロッグをロックオンしたライギョが、水面を揺らしながらチェイスし、激しくバイトし壮絶なファイトが始まる・・・。
これはこれで非常に興奮するルアーフィッシングだと思います。
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