私の住んでる地域は野池群で有名な所なのですが、琵琶湖へ通うようになる前はいろいろな野池をランガンしていました。その時の経験は今でも、少しは役に立っていると感じています。そんな野池である日、不思議な光景を見ました。
BOTTOM CONTACTのshinです。
不思議な光景
梅雨入り前の、湿気の多い季節でした。いつものように野池の入り口から釣り始め、どんどん歩きながらポイントを移動していました。
杭が何本か立ち並ぶポイントを攻めようと、ルアーを投げようとした時に、左から40upくらいのブラックバスが数匹泳いできました。
その日、はじめて目にするバスにちょっと興奮していると、すぐに50upくらいのブラックバスが数匹泳いで来ました。すると、そのすぐ後ろにメートルクラスの巨鯉もいっしょにスクーリングしていたのです。
まわりに50upのバスを引き連れて、まるでボスのように回遊していました。
バスと鯉って仲悪いんじゃないの?
と思っていたので、一瞬頭が混乱しました。
ある程度大きな個体同士なら、種類が違っても行動を共にするんでしょうか?
巨鯉とビッグバスが一緒にスクールを組むなんて、想像もしなかったので、ちょっと感動してしまいました。
なぜかというと、ブラックバスは害魚扱いされて、在来種を食べ尽くしてしまうみたいなイメージがついてしまっていますが、こうして鯉と一緒に泳いでいるのを目の当たりにしてしまうと、微笑ましいというか、共存しているんだなと嬉しくなったからです。
実際、共存しているかどうかは分かりませんが、少なくとも一緒に行動しているという事実は変わらないわけで、敵対しているといったネガティブな要素はないように思えます。
野池といった狭い世界ならではの現象なのか、琵琶湖でも実は同じ現象が行われているのかは不明ですが、すごく不思議で、貴重なものを見せてもらったと思います。
生物間の関係って、人間にはとうてい理解できないものなんだなと、考えさせられた野池での出来事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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