琵琶湖を代表する淡水魚の鮎。プラグなどのカラーにも絶対に採用されている魚ですよね。
そんなアユなのですが、いまいち生態をよく知らないので調べてみました。
ボトムコンタクトのshinです。
(魚類図鑑より)
琵琶湖のアユの行動は大きく分けて2種類
キュウリウオ目・キュウリウオ亜目・キュウリウオ上科・キュウリウオ科・アユ亜科・アユ属という学名がついているアユ。
琵琶湖のアユは、春になって川に上り上流で大きくなるものと、川に上らず、琵琶湖の中で生活してあまり大きくならないものとがいます。
川に上らず、琵琶湖で生活していたアユは、コアユと呼ばれ、名前の通りあまり大きくなりません。夏の終わりから秋にかけて川に上って産卵を始めます。
これに少し遅れて、川を上り、川の上流で生活していたアユが下流に下って産卵を始めます。
産卵は夜に行われ、一尾のメスに数尾のオスが寄り添い、川底の砂や小石に卵を産み付けます。産卵を終えた親アユは死んでしまいます。
産み付けられた卵は、10日から2週間ほどでふ化しますが、ふ化もまたほとんど夜に行われ、生まれたばかりのアユは、そのまま琵琶湖へ下っていきます。
琵琶湖のアユは秋に孵化(ふか)して川を下り、冬は湖で過ごします。遡上は例年3~5月に始まり、産卵期の秋まで半年にわたって続くそうです。
狙い所は琵琶湖のアユが産卵の為に遡上する晩夏から秋
まとめると、川を上らず琵琶湖に留まるアユは9月~11月くらいに、川で産卵し、親アユは産卵を終えると死んでしまいます。ふ化したアユは琵琶湖に戻って冬は琵琶湖で過ごします。
反対に、川を上り、川の上流で大きく成長したアユは9月半ば~11月半ばくらいに下流に下ってきて産卵して一生を終えるというわけです。
要するに川を上ったアユは考えなくてもいいといえます。
琵琶湖に留まったアユの動きを押さえておけば、OKと言えるのではないでしょうか。
つまり、アユが産卵の為に川へ遡上する9月、10月。河口の浅場の両サイドや、遡上ルートになりえるストラクチャーで待ち伏せするバスを狙うパターンが、火を吹く可能性があるってことになります。
いろいろな呼び名があるアユ
「鮎」「鵜飼」はともに夏をあらわしますが、春には「若鮎」、秋は「落ち鮎」、冬の季語は「氷魚(ひお、ひうお)」と、四季折々の季語に使用されています。
成魚は産卵のため下流域への降河を開始するが、この行動を示すものを指して「落ちあゆ」という呼称もあるようです。
よく「ひうお」がベイトだと言うバスプロがいたりするのですが、調べてみるとアユの事だったんですね。
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